お持ち帰り麺類の需要が高まる!?

新型コロナウイルスの影響による外出自粛や営業時間の短縮で、飲食店も店内での提供と並行して持ち帰りのメニュー提供をするところも増えました。全国にはたくさんの麺類があり、ラーメンやうどんなど、ご当地ものも含めると数え切れません。それらの持ち帰りには麺が伸びる、スープが冷める、持ち帰りづらいといった課題があります。

飲食店のお持ち帰り

今まで店内で食事を提供していたお店が、テイクアウトなどにすぐ対応できるものなのでしょうか。まずはそこから見ていきましょう。

営業許可でテイクアウト・デリバリーはできる

飲食店が持っている営業許可で、弁当や惣菜を作って販売や、テイクアウト・デリバリーする場合には、食品表示法に基づき原材料名や原料原産地名、添加物、アレルゲン、内容量、製造者名や製造者住所、保存方法、消費期限、栄養表示などを記載しなくてはなりません。

飲食店は注文に応じて弁当や惣菜を調理して、店内で直接販売する場合は質問された原材料やアレルゲンをきちんと答える必要があり、販売見込み量も注文に応じて容器に入れる範囲が認められています。

お持ち帰り麺の難しさ

食品関係で麺類容器の種類と要点・要所や、飲食店の営業許可・資格は必要で、テイクアウトやデリバリーに注意すべき事があります。

【麺類容器の種類と要点・要所】
容器選びは形状、機能性(耐熱性/保温性/断熱性/汁漏れなど)、デザイン(色/柄/形)が大事なポイントとなります。

〇どんぶり型容器 ⇒ スープにラーメンやうどんが直接入っている麺は、どんぶり型容器を使うと、店の料理に近い形の味が提供できます。

〇セパレート型容器 ⇒ つけ麺、ざるそばなどつゆに麺をつけて食べるタイプの容器は、麺がのびにくく、おいしく食べることができるセパレート型の容器を使うと良いです。

〇中皿があるタイプ ⇒ 中皿付きのタイプは、麺が伸びてしまう心配がありません。

〇耐熱性 ⇒ 容器に耐久性があれば冷めてしまった際に、容器ごとそのまま電子レンジにかけることができます。

〇保温性 ⇒ ラーメンやうどんは、保温すると美味しく食べることができます。

〇断熱性 ⇒ 熱が伝わりづらい容器は、やけどの心配がなく安心です。

〇汁漏れがしづらい ⇒ 汁漏れに強い嵌合性のある蓋を使用すると、汁漏れが少なくすんで持ち帰りができます。

〇色や柄で容器を決める ⇒ 色や柄によって料理の雰囲気が変わり、清涼感のある色の容器を使うと料理のイメージや雰囲気も違い、ラーメンや冷やしうどんの美味しさが増します。

〇形で容器を決める ⇒ ラーメンやつけ麺は、どんぶり型やセパレート型などの容器を使い分けると良いです。

料理等のお持ち帰り注意事項

飲食店での料理はその場ですぐに食べることを前提として調理されているため、長時間あたたかい場所に保存することによって、食中毒の危険性が増加します。

【基本的な持ち帰り時の注意事項】
〇清潔な箸などを使って、清潔な容器に入れること。
〇容器は食品ごとに分けて入れ、汁気のものは汁気を切ってから入れること。
〇刺身やサラダなど生ものは、持ち帰らないようにすること。
〇十分加熱されていない食肉料理や玉子料理などは、なるべく持ち帰らないこと。
〇暖かいところに置かないようにして、できるかぎり早めに食べること。
〇加熱可能な食品は、再加熱してから食べること。

違法な販売になる事例

飲食店では料理して提供できた食品などが、個人製造販売すると違法になってしまいます。

〇お店で作ったプリンを販売する
お菓子の販売は、許可が必要です。(菓子製造業)

〇自家製の生そばを販売する
自家製麺の販売は、許可が必要です。(麺類製造業)

〇自家製チャーシューを販売する
自家製ハムやソーセージの販売は、許可が必要です。(食肉製品製造業)

〇近所のスーパーで、弁当や総菜を販売する
スーパー以外で弁当や惣菜を調理しての、食品販売は許可が必要です。

〇自動車で食品調理や販売をする
自動車を使っての食品販売は、営業許可が必要になります。(保健所)

まとめ

麺類のテイクアウト・デリバリーは難しく、容器や飲食店の営業許可・資格や基本的な注意事項があります。最近は持ち帰り上の注意事項の徹底したことや容器の安全性などで、麺類でもお持ち帰りできるようになり、各ご当地の美味しいラーメンやうどんなど、有名な人気店麺類のテイクアウトができることで、需要が高まっています。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/