製麺所における生パスタの作り方

一般家庭では作るのが困難ということもあり、お客様方からの飲食店に対する生パスタへの需要は高いものがあると言えます。飲食店で広く利用されている製麺所の生パスタはどのように生産され、提供されているのでしょうか。その作り方を見ていきたいと思います。

生パスタの強みは、外食ならではのプレミア感

スパゲッティをはじめ、パスタ料理は今や日本の食卓に広く普及していると言えます。10分前後の茹で処理で可食状態となる乾燥パスタの手軽さも相まって、比較的簡単に作れる家庭料理という印象が強いとも言えます。普段、家庭でも食している乾燥パスタを外食で提供しても、他メニューと比較して売れ行きに伸び悩みがある点も否めません。

しかし、生パスタとなると話が変わってきます。麺を生地から作る生パスタは、麺の噛み応えや小麦粉その他の原料の風味など、乾燥パスタでは味わえない特徴を持ち合わせています。加えて、麺を生地から作る必要があるため、家庭ではなかなか調理できません。

近年では冷凍食品としてクオリティの高い生パスタもご家庭向けに市販されていますが、冷凍食品というカテゴリそのものが持つインスタント的イメージを払拭できていない面があります。

お客様側の感覚からすれば、「インスタント系以外の本当の生パスタはお店でしか食べられない」とイメージ付けられていると言えるのです。生パスタ料理の提供は、集客において有効材料となり得るわけです。

製麺所の生パスタ製造工程

多くの飲食店では、生パスタの麺を製麺所から取り寄せています。家庭で生パスタを作るのは大変であるのと同様、飲食店においても自前で生パスタを用意するには多大な労力を要します。製麺所の麺を利用すれば、そういったネックがカバーできるわけです。

生パスタは製麺所によって、概ね次のような工程で製造されます。

まず、原料となる小麦やその他原料を機械で撹拌します。その際、数種の小麦粉のブレンドや、その他原料として配合するオリーブオイルなどの食材により、生地そのものに下味・風味・食感などの特徴を与えることができます。

次に、食塩を混ぜた水を加え、生地を充分に練り込みます。この練り込み作業は、人の力を用いる場合かなりの労力を要してしまいます。効率よく安定して工程を進めるには機械の力が不可欠となってきます。

続いて、練った生地を伸ばし、熟成装置内で約1時間弱ほど寝かせた後、麺の形に成形します。以上で生パスタが完成となります。その後、安全に供給できる食品であるか品質チェックを行い、出荷されます。

これらの工程を飲食店が自前で行うとなると、設備と作業時間の確保のため多額のコストと手間暇が必要となります。製麺所の利用により、麺製造に掛かる支出と労力を抑え、安全性にも充分配慮しつつ、生パスタ料理をメニューのラインナップに加えることが可能となるわけです。

まとめ

以上のように、飲食店で生パスタ料理を提供する優位性を起点としながら、製麺所における生パスタの基本的製造工程について確認いたしました。
効率よく生パスタ料理をメニューに加えるには、製麺所からのお取り寄せが最適です。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
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