生麺パスタと乾麺パスタ、その違いとは

スパゲティという別名を持つのがパスタです。スーパーマーケットなどで購入できるのが乾麺タイプで、イタリア料理店などでは生麺タイプが多くみられることがその違いとして認識されています。

生麺と乾麺の違い

基本的には小麦粉を使うのは、両者共通していますが最初に異なる点を挙げるならば、低加水と多加水などや水を加えずに、全卵液を利用した風味やモチモチとした食感です。

乾麺と生麺、二種類のパスタといってもイタリア本国における考え方は異なっています。ナポリやシチリア島などの南部地区に関しては前者を使い、調理を行う際には魚介類やオリーブオイルなどに合わせますが、ミラノやベネチアなどの北部地区に関しては後者で、肉やバターなどセットで調理しています。

つまり、調理を行う際には特性にこだわるのではなく、好み次第で選ぶのが一般的とされているため、パスタ料理だけでもイタリア南部と北部で異なるのが特徴です。

素材などを見る

乾麺と生パスタの違いに関しては前述の通りですが、それ以外の項目について捕捉する形になります。前者は常温の条件下で長期保存に対応していますが、湿気が多い場所に不向きなのが弱点です。対照的に後者は伸びやすい特性のほか、短期間での消費を前提であるため、長期保存は通用しません。

次に調理時間についてですが、生パスタの場合は2~3分で済みソースをかけるだけで完成するのに対し、乾麺となると茹でるだけでも7~9分と前者と比べ調理時間が倍となっています。麺の種類によっては時間が前後されます。乾麺を購入する際はこの部分をチェックしておきましょう。

茹であがった後の食感を比べるならば、生パスタはもっちりした食感でありながらも、水分が含まれるため、各種ソースとのマッチングがよく味わいに深みがあります。乾麺タイプは水分が少ないためソースとの相性は弱いのが欠点です。

カロリーは、両者とも茹でる前における数値を見ると生パスタは288kcal(調理前)で、乾麺は378kcalとなっていますが、茹でた後の数値を見ると、生パスタが125kcalに対し乾麺が140kcalと、それぞれ半分以下となっています。

最後に賞味期限について説明すると、生パスタは冷蔵で10日前後なのに対し、乾麺タイプは2~3年(直射日光に当てない場所での保管)と、長期的に味が保てるためパスタの欠点である長期保存を成就するために誕生したのが、乾麺タイプです。

まとめ

生パスタと乾麺、双方の違いを見ても素材や調理時間、それに味わいとカロリー、賞味期限とあらゆる角度から見ても異なっています。しかし、乾麺は生パスタにとって一番の苦手分野である長期保存を可能にしたため、二つの味を食べ比べながらパスタを楽しみましょう。

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