「少品種大量生産的な製麺所の中華麺は、レパートリーが少なくクオリティも自家製手打ち麺に比べて劣る」、そのような認識は既に過去の話。現在の製麺所中華麺は多種多様なラーメンに対応可能であり、お客様に充分満足していただける高いレベルの品質を誇るに至ります。
クオリティとレパートリー
今や、製麺所から取り寄せる中華麺は、その品質や品種の数において、高く評価される水準に至っています。味に好評のある人気ラーメン店で使用しても全く遜色のないクオリティが確保され、レパートリーにおいても様々なタイプのスープに対応可能な種類が、提供可能な状況となっているわけです。
自家製手打ち麺のスタイルでラーメン店が自前で中華麺を製造する場合、その生産に掛かる時間や手間、そして麺作りのための設備投資などといったコストが生じます。しかし、お店の経営状況と合わせつつ製麺所から必要な量を購入するという方式を取ることで、時間・労力・経費的なコスト節約が可能となります。
食品衛生管理
製麺所の利用は、食の安全性という観点からも有効と言えるでしょう。2020年から施行された改正食品衛生法の定めにより、現在では飲食店を含む食に関係する業種全般においてHACCP完全義務化に至りました。
HACCPとは、食品取り扱いの過程で細菌や腐敗などの危害要因を除去する工程を置くことを軸とした、国際的に広く実施されている衛生管理手法です。
主に食品加工現場で用いられる管理体制となります。ですが飲食店においても、基準Bという正規の手法に準じた方式を設けることが義務付けられています。
お店で自家製麺を製造する際、このHACCPの基準を工程内に盛り込む必要があるわけです。これは自家製麺製造のコストを増加させる要因とも言えるでしょう。しかしその側面でも、製麺所の活用により、食の安全性を守りつつコスト軽減が図れることになるわけです。
老舗に培われたノウハウ
製麺所生産タイプの麺が高品質となった背景には、製造技術の向上があると言えます。それに併せて、創業以来数十年に渡って麺作りに取り組んできた老舗の製麺所には、これまでの経験と知識に基づくノウハウが蓄積されています。
生産現場における技術革新にプラスして、老舗にはこれまで培ってきた過去の膨大なデータに基づく独自の製造法が確立されています。それこそが、人気ラーメン店の麺としても充分通用する秘訣と言えるわけです。
また、新たにお店オリジナルの麺メニューを開発する際にも、製麺所との連携が強力な支援となります。お店独自のメニューにマッチする麺を追及する上で、老舗製麺所が蓄えてきた知識や経験を活かすことができ、効率的かつ理に適った流れで求める麺の形に辿り着けるわけです。
まとめ
以上のように、クオリティの高さ・レパートリーの豊富さ・安全性を兼ね備えた現在の製麺所販売麺類の特徴に触れてまいりました。麺製造設備等の技術革新や長年老舗で培われてきたノウハウに基づき、現在のようなラーメンの名店で扱われても遜色ない領域にまで達していると言えるわけです。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。