小さなお店で多くの種類のパスタを自前で製造することは容易ではありません。生パスタであればなおのこと。製麺所ではニーズにあった生麺をご用意できます。今回は、数多くあるパスタの違いについてお伝えしていこうと思います。
生パスタが選ばれる理由
生麺は一般的な茹で時間も1分半~4分ほどで、料理の提供するまでの時間を短縮できます。またソースとの統一感を作りやすいといった特徴もあります。出汁や水分など、うまみを入れることができるので乾燥させた麺と比較して、麺の中に安定した味を出すことができるのです。そうした理由から多くのお店では生パスタを採用しています。
生地にも違いがある
製麺所のパスタは、ロールで圧延した切り出し式の製法により、グルテンが形作られ、弾力の強いパスタとなり、イタリアのパスタと遜色ない商品を提供しています。
●低加水パスタフレスカ
低加水で練り上げたパスタです。小麦の香り高さと、軽やかな食感、茹で伸びしにくいことが特徴です。
●パスタアルウェーボ
水を加えずに全卵液だけで練り上げたパスタです。卵の風味と噛み応えのある食感が特長です。
●生パスタSE
多加水で練り上げたパスタです。もちもちしており、つるつるとした食感が特長です。
パスタには多くの種類が
パスタの種類は全部で600種類以上もあり、すべてを紹介することはできません。ここでは代表的なロングパスタをご紹介していきます。
【スパゲッティ】
クリーム系からオイル系、和風ソースなど、さまざまなソースにあう一般的なパスタです。
【スパゲッティーニ】
スパゲッティよりも細めのパスタです。あっさりとしたシンプルなソースがよくあいます。
【カッペリーニ】
極細のパスタで「カッペリーニ」とはイタリア語で「髪の毛」を意味します。
麺が細く溶けやすいため冷製パスタに使用されることが多いです。
【ブカティーニ】
スパゲッティよりも太めのパスタで、中心に穴が空いています。カルボナーラなど、濃厚なソースにあいます。
【タリアテッレ】
卵を入れて作る、幅0.5cm〜1㎝のきしめん状のパスタです。古代ローマ時代から食べられています。ボロネーゼソースやトマトソースとあわせる料理が定番です。
【リングイーネ】
断面が楕円形をしているパスタのことで、弾力のある食感を楽しめます。バジルを使ったパスタや、ソースの絡みがいい点で魚介類のソースにもあいます。
まとめ
日本人の食文化に大いに取り入れられているパスタ。今回は、そのうち、ロングパスタの代表的なもののみをご紹介させていただきました。こだわりの生地と製法、そして数多くあるパスタの種類に対応した製麺所は小さなお店を際立たせることに一役買っています。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
公式サイト
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