最近では、ご家庭でもラーメンの名店の味を、通信販売を使って楽しめる様になりました。その背景には、最近の新型感染症の流行拡大も反映しています。麺を作るための要となる製麺所では、お店向けの麺(業務用)を販売するほか、一般用としても麺の通信販売を行うなど新たな取り組みをしています。
通信販売拡大、その背景とは?
製麺所は本来、ラーメン店に向けての麺(つまり業務用)として製造し、卸をしていました。その後、これから新たにオープンする店舗の営業開始までの準備段階の一つとして、製麺所から麺のサンプルを取り寄せてスープとマッチングした麺を見極めるために試食を行います。
最終的にそれと合致しているか否かを判断してから正式に製麺所へ麺の供給をオーダーするといった流れが主流となっています。しかし、昨今の状況下において飲食業界の営業時間見直しに伴う来店者数の減少傾向などといった動きからも、ラーメン店と製麺所双方に影響が及んでいるのが現状です。
店舗側の実情
時間短縮営業では採算が取れ無いという状況があり、一方では通信販売でお店の味を家庭でも楽しんでもらえないかとの考えから、麺やスープ、それに具材などをひとまとめにしたセットを通信販売、いわゆる通販で行うようになりました。
これにより、顧客はお店まで行かなくても、お気に入りのお店の味を家庭でも楽しめる時代へと変化しました。普段は通販で取り寄せた食材を自宅で楽しみながらも、ゆくゆくは現地まで訪れるようになれたら訪問し、出来立ての味を楽しみたいといった意欲がわくことを願いながら販売しています。
お店側が単独でホームページなどを通して販売するところもあれば、大手通販サイト経由での販売などといった展開をするなど、ラーメン店側も新たな顧客開拓とセールスに力を入れています。
製麺所も独自に取り組んでいます
製麺所でも、新たな顧客を開拓する為の施策の一環として、それまで業務用として販売していた麺を家庭向けへ販売する試みが始まっています。お店へ卸している味を家庭でも手軽に味わえるという点ではラーメン店からの通信販売と同じですが、複数の店舗と取引している関係上、その味のノウハウを生かしたセット販売という形で販売を開始しています。
ラーメンやパスタ、うどんなどの各種麺類のほか、餃子の皮やチャーシューの単品セットだけでなくスープと麺をセットにしたものまで取り揃えています。セット系に関しては2~10食分設定されているのもあれば、名店の麺・スープ・具材を一つにまとめたものまであります。
まとめ
ラーメン店だけでなく、最近では製麺所でも麺の通信販売に力を入れています。いずれも新規顧客開拓の一環として行われていますが、店舗に訪れる方々を中心にそれぞれのお店で販売されている麺とスープのほか、一部は具材をセットにしたものを販売するといった試みです。是非、一度試してみてはいかがでしょうか?
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。