ナスとひき肉をボロネーゼ風に仕上げたレシピや、ナスとベーコンのトマトパスタなど、生パスタにナスを掛け合わせたレシピは、今では、どの店でも提供されるメニューとなっています。生パスタと相性の良いナスですが、どのような特徴を持ち、どのような品種が良いのか奥が深いようです。
ナスの効果
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、「憎らしい嫁には美味しいナスを食べさせるのはもったいない」という意味に思われがちのことわざは、他にも2通り由来があるようです。
「秋ナスは体を冷やすことから、大事な嫁に食べさせるな」という、お嫁さんを気遣う意味や、「秋ナスは種が少ないことから子種ができなくなる」という迷信を理由に食べさせることを嫌がる姑さんもいらっしゃったようです。
このように、美味しいナスは一年中食卓に並んでいるイメージがありますが、本来は夏が旬の野菜です。夏野菜には夏の暑さで弱った体を冷まし、体力を回復させる効果があるようです。
ナスといえば紫色の皮を想像される人が多いことでしょう。この紫色の皮こそ強い抗酸化作用がある「ナスニン」という色素になります。
ポリフェノールという言葉は皆さん知っていることと思いますが、ナスから抽出したポリフェノールこそが「ナスニン」なのです。
ナスニンは、アンチエイジングや血行促進により肌にもハリやツヤを与えるだけではなく、コレステロールを下げる効果や、血液をきれいにする働きもあります。
ナスの冷製パスタは、夏の弱った体にとって優しいメニューなのが、この効果からもわかります。
生パスタと相性の良いナス
私たちがよく目にするナスは細長い「超卵形ナス」ですが、丸いナスや小さいナス、水ナス米ナス、白いナス、緑色のナスとナスは種類も多くあります。それら全てが生パスタと合うわけではないようで、ここには相性の良いナスを紹介しましょう。
◎千両ナス:13~15㎝位の長さで、皮は濃い紫色。皮も果肉も適度に柔らかいので、煮る・焼く・揚げるなど幅広く使うことができます。
◎加茂ナス:丸ナスの一種で京都の伝統野菜。皮は濃い紫色で、果肉は密度が高くしっかり身が詰まっているのが特徴。揚げる・焼くなどの調理法がお勧めです。
◎米ナス:アメリカの品種を日本で品種改良したもの。皮は濃い紫色で、皮はやや固く、炒め物や揚げ物に向いています。
◎スノーウェイ:皮が白いナス。アントシアニン色素がないため、完熟しても紫色にはならないのが特徴。皮はやや固く、炒め物や揚げ物に向いています。
上手いと評判のイタリアンナス
イタリア料理の定番食材として使用されているナスですが、その際使用されるのが「イタリアンナス」。原産地はもちろんイタリアで、その種類はとても多いことから、ここで全てをご紹介することはできないので、日本で栽培できる種類のナスをいくつか紹介しましょう。
◎ゼブラ:皮が紫の縞模様をしたナス。イタリアナスの代表的な品種で、皮はやや固く果肉は詰まっている。焼く、煮るなどの料理に向いています。
◎ビオレッタ・ルンガ:日本の長ナスによく似た形をしています。少しスパイシーな風味なのが特徴的で、パスタとの相性がとても良いナスです。
◎ティグリナナス:細長い形に縦縞の入ったナス。種が少なく、果肉がしっかりしていて煮物に最適です。
まとめ
生パスタと相性の良いナスが様々な効果があることや、料理によって品種を使い分けることもできる万能の野菜であることがおわかりいただけたことでしょう。今後新しいメニューを考える際には、生パスタにナスを使ったメニューを考案してみてはいかがでしょうか。
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