ラーメン店の「売り」となるのは、やはり店主が独自に開発したスープでしょう。しかし、そのスープも麺の絡みがないことや、スープとはそぐわない、ぶつ切りのうどんのような麺でしたら、ひとつの商品として出すことはできません。では、スープと相性の合う麺にはどのようなものがあるのでしょうか。
スープの種類
〇塩系:味はあっさりしており、他のスープに比べるとシンプルな味わいです。また、透明なスープの中には、深い旨味が溶け込んでいます。
〇味噌系:味噌の香りと深いコクが特長。味噌の種類によって味が異なることにより、その店のオリジナリティが出せます。
〇豚骨:他の出汁に比べると匂いが特長的。動物系の出汁は濁りと旨味が強いです。
〇醤油:出汁の種類によって透明感のあるスープから、濁りのある濃い色まで幅の広いタイプに分かれます。
〇魚介系:匂いにクセがありますが、魚介から出る出汁には旨味があります。あっさりとした上品な味わいが楽しめます。
中華麺とスープの相性
ラーメン店のスープの種類は、お店によって脂の多さや種類によって粘度が変わります。中華麺は太麺の方が表面積が大きいことから、スープがよく絡みます。しかし、全てのラーメンを太麺で提供した方がいいのかというと、そうではなく、それぞれのスープによって相性が異なります。
こってり系のつけ麺などは、麺の表面に一定時間スープがまとわりつきます。脂分や粘度が高いこってり系では、麺の側面にもスープが絡むため、太麺の方が向いています。
粘度が高いスープで太麺を使うことにより、口の中に入ってくる麺の量に負けない量のスープも入ってくるので、粘度の高いこってり系のつけ麺には、太麺やちぢれの太麺が向いているのです。
横浜家系のスープも、やはりこってりタイプになりますので、太麺のストレートがよく合います。
味噌系のスープも、こってりの部類に入ります。そのようなことから、太めのコシのある中華麺が適しています。
逆に、あっさり醤油味や塩系のスープでしたら、中華麺はスープの乗りが良くなるよう、ちぢれ麺が人気でしょう。スープを味わい、麺の食感を楽しむという観点では、プリプリ感やモチモチ感を出した麺が好まれます。
あっさりのスープを麺の味が邪魔しないよう、太麺よりは中太麺の方が適しているなど、太さも関係してきますので、よく研究をした方が良いでしょう。
まとめ
スープによって適した中華麺を選ぶことで、そのお店のオリジナリティを出すことができます。こだわりのスープに相性の良い麺は、やはり研究なくてはたどり着けません。そして、中華麺を選ぶ際には、粉のチョイスや配合、熟成にまでこだわりたいものです。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
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