生中華麺というと、ラーメンに使う麺というイメージが強いかもしれません。でも実は焼きそばなどにも活用できる事をご存知でしょうか?
ちょっとしたアレンジや工夫で、色々な料理に活用できる生中華麺。まずはラーメンとして食べる時の通常の茹で方を始め、料理の種類ごとの茹で方など、違いを理解しながら確認していきましょう。
ラーメン用の生中華麺の茹で方
まずは生中華麺を茹でるために必要な、沸騰したたっぷりのお湯を準備します。お湯が生中華麺で汚れすぎてしまうと、沸点が低くなるので蒸すに近い形になってしまいます。
少ないお湯で茹であがった麺は、表面はざらざら、食感はネチネチとした状態になる可能性がありますので、茹でる時にはたっぷりのお湯が第一条件だと覚えておきましょう。
たっぷりのお湯に麺を投入し、すぐに麺をほぐしながらかき混ぜます。また、希望する食感よりも少し固めで茹で、茹であがったらザルを持ち上げて湯切りをしてください。
・どんぶりはスープが先!
そしてスープが入ったどんぶりに茹であがった麺を投入する様にしてください。先に麺を入れてしまうと、麺に油が付着せず味が変わる可能性があります。
・茹でる前の一手間が大切!
また、茹でる前には手で麺をほぐしておきましょう。この一手間が、麺の表面と空気が触れ合う事に繋がって麺のコシを強くします。
焼きそば用の麺の作り方
焼きそば用の麺を準備する時にも、たっぷりの沸騰したお湯は必須条件です。ただし通常の茹で方よりも少し固めで茹でます。
茹であがったらしっかりと水分を切り、胡麻油かサラダ油を少量混ぜて調理に使うと良いでしょう。
冷やし中華用の麺の作り方
冷やし中華用の麺の時も、同様にたっぷりの沸騰したお湯に投入しますが、焼きそば用の麺とは反対に今度は少し柔らかめに茹であげます。
茹であがった麺は取り出したら水で洗い、氷水につけて麺を冷やす様によくかき混ぜます。
しっかりとコシのある麺が出来たら、今度は水分を良く切ってボールに入れ、冷やし中華のスープを半分加えてかき混ぜましょう。後は麺を皿に盛って、お好みの具材を盛りつけたら残りのスープを皿に注いで完成です。
なるべく早めに食べる事がおいしく食べるコツ
生中華麺は急激な温度変化に敏感なので、麺の表面が結露してカビが発生しないように注意が必要です。
また、調理する際には麺を一度常温で保管したほうが良いでしょう。冷えたままの麺を使うと、茹で具合にムラができる可能性があります。
小麦粉の風味は時間が経過すれば段々損なわれますので、美味しく食べたいならなるべく早めに食べた方が良いと言えるでしょう。