ラーメン製麺所が生パスタを作ることに違和感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。ですが、「麺」を極めた製麺所が作る生パスタは美味しいと評判なのです。そこで今回は、製麺所が作る生パスタが好評なワケを解説していきます。
中華麺と生パスタの違い
パスタの主な原料は強力粉です。強力粉の中でも特にデュラム小麦のセモリナ粉を使ったパスタが上質とされています。この粉は、ガラス質の半透明の硬い胚乳をもち、弾力性に富んでいるので生地の形成がしやすい、茹でてもコシが強く形が崩れにくいなどの性質をもちます。
パスタや素麺、うどんなどを作るときには、グルテンの強度を強化するため塩を添加しますが、中華麺を作る際には、準強力粉を使用し、水に「かん水」を溶かしてこねる過程が必要になります。
このように、中華麺とパスタは小麦を使用することには変わりはありませんが、添加物や作る工程により違いが出てくるのです。
中華麺と生パスタの食感
生パスタと中華麺の食感で共通するのは、「モチモチ感」でしょう。日本人はもともと粘りのあるものが好きな民族で、「モチモチ」という食感は大人から子供まで好まれるものとなっています。
乾燥パスタはデュラムセモリナという小麦をあらびきした粉に水を加え、高圧で押し出した後、高温で乾燥させて作られますが、生パスタは「乾燥」を行わないため、モチモチっとした食感をそのまま残せるのです。
ラーメン製麺所が生パスタを作る強み
ラーメン製麺所では原料である、小麦粉の細かな味わい、そして食感の違いなどを熟知しています。小麦粉の研究では、100種類以上の小麦粉の特性を使い分けることで、300種類以上の麺を開発するなど、小さなお店では真似することのできない、本場イタリアのパスタや、日本人好みの生パスタにできるような研究ができるのです。
また、近年、食の安全・安心への関心が高まり、食品関連の事件や事故に対する消費者の反応は敏感です。飲食店の中には、材料の安全性、製造工程の管理、保管の難しさを痛感している店舗も多いことでしょう。
そのような中、より安心できる食品を求める消費者ニーズに応えるべく、仕入れ元を製麺所に乗り換える飲食店も増えてきているのです。
工場内の環境は、製麺室や作業場、冷却庫、練り水など、温度計が設置され、24時間モニタリングも徹底されています。飲食店と大きく変わることは、菌の検査も定期的に行われているところで、そのような細やかな視点で食の安全への要望に応えることができるのです。
まとめ
ラーメン製麺所が生パスタを作る強みは、工場だからできる商品の研究と、徹底した品質管理にあります。高い商品開発力と徹底した衛生管理で、お客様のニーズに応えてくれることが期待できます。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
公式サイト
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