FSSC22000を認証取得することでの企業メリット

FSSC22000は、2010年に世界の消費財業界メーカー・小売企業などによって設立されたGFSI(世界食品安全イニシアチブ)が作成した、食品安全に関連する国際的なマネジメントシステムです。日本でも2010年頃から注目されていて、大手の食品を扱う企業が認証取得をしています。

FSSC22000とは

食品安全システムの国際規格であるISO22000をベースに、ISO/TS22000(食品製造業のための技術仕様書)を加えた、食品安全の新規格です。

FSSC22000は、GFSIが承認した食品製造業向けの新しい食品安全マネジメントシステムです。前提条件プログラムの上にHACCP、その上にISOマネジメントシステムを追加する形となります。

〇前提条件プログラム:空気、水、エネルギーの管理、洗浄、清掃・殺菌・消毒、食品防御
〇HACCP:危害分析、重要管理点を決定
〇ISOマネジメントシステム:運用管理、要求事項の継続的改善

FSSC22000認証取得のメリット

グローバル化が進む現在、FSSC22000認証取得を受けることによって、対外的にも対内的にもメリットがあります。

対外的メリット

〇国際標準に基づく前提条件プログラムを確立し、運用することにより、最終消費者からの信用と信頼を獲得することができます。
〇新規市場への参入する機会を拡大することができます。
〇消費者や取引先に安全・安心な製品・サービスの提供をアピールでき、顧客に対するイメージアップにつながります。
〇原材料調達からエンドユーザーまで、サプライチェーンの取引企業間でのコミュニケーションの円滑化が期待できます。

対内的メリット

〇製品に対する、一貫した管理方法の確立により、トラブルへの予防処置ができます。
〇フードディフェンスへの対応強化を図ることができます。
〇効果的・効率的な一般衛生管理の仕組みを構築・運用することにより、業務改善に寄与します。
〇従業員の責任、義務、品質、安全に対する意識の向上が図れます。

FSSC22000認証取得後に注意したいこと

認証をおこなった機関から、FSSC財団へ支払う年間料金を企業が支払うことになっています。また、定期審査が年間を通して少なくとも2回おこなわれるのですが、1回は通知も無く実施されます。

非通知審査で全ての審査目的が果たせなかった場合は、追加の審査が実施されることになります。この審査の内容は認証機関が決めることになっています。

また、更新審査は、有効期限が切れる前に認証登録書をタイミングよく更新できるように、適切な時期に計画を実施することが望まれています。

まとめ

企業はFSSC22000の認証を取得することで、より安全な食品を消費者に提供できるようになり、業務効率の改善もできるというメリットを得られます。さらに、他者との差別化によるブランディング力が強化するなどにもつながることが期待できます。

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公式サイト
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