食品安全マネジメントシステムの確立であるFSSC22000は、生産から消費者へ届くまでの過程において食品安全の仕組みを第三者機関によって認証する事で確立しています。その認証機関の規格要求にある「効果的」な活動について紹介して行きましょう。
認証機関が求める「効果的」な活動
審査の対象となる工場などは、安全な食品を届けるための活動に取り組みを行っています。その認証を受けた対象である取得者の疑問から「認証を維持するための仕事」のように感じているようです。規格要求の「効果的」な活動になっているのか実感がないために疑問を感じているのです。
規格要求は、一定の食品安全マネジメントシステムを維持する事で、安全なレベルを確保する事につながっています。
FSSC 22000を認証取得は、認証を維持するためにあるのではなく、工場が安全に対するレベルアップの手段として用いる事が「効果的な活動」と言えます。
1.工場の弱点や課題について
日々の業務の中で感じている課題は、「改めてそれを体系的に分析する事」で、検証結果を数値で明確化したりグラフなどでビジュアル化したりして、弱点を全ての従業員に伝える事が可能になり、効果的に取り入れる事ができています。
2.コミュニケーションの活用
製造に直接関わる内容の報告するミーティングにおいては、プレゼンテーション方法について、的確にポイントをおさえた発言によって、会議全体の効率化が可能になりミーティングの短縮にもなります。コミュニケーションの活用を、どのように「効果的」に実施するかを求めています。
効果的な活動は、それぞれの工場などの設備や環境に応じて求められる事なので、その手法は、ベストな選択を導き出す事です。FSSC 22000の効果的な活動によるポイントは、規格を使いこなして行く事にあるのです。
今後の取り組みFSSC22000などの認証に向けて
食品安全における第三者認証の今後について農林水産省が提示しています。
1.社会的な課題
官民連携をする事で、法の整備や、事業者の取り組みを明確にします。消費者の安全や信頼におけるニーズを満たして行く事です。
2.官民の連携と認証活用
フードチェーン全体によって、食品安全の持続可能性を確保する事です。HACCPを始めとする衛生管理の制度化を実施します。国際的な国による安全規制の実施を行います。
3.農林水産業の分野の認証活用
農業における持続可能性の確保のために、食品安全や環境確保など生産工程管理の取り組みの実施です。(Good Agricultural Practice=GAP)生産管理の向上や農業人材の育成を行います。
4.民間認証への期待
コミュニケーションによる目的の共有や方法を検討します。認証制の信頼を監査の質によって高めます。民間認証システムのコストを下げる事で、認証取得の広がりを推進します。
まとめ
FSSC認証機関の規格要求の「効果的」な活動について紹介しましたが、認証を受ける対象によって、設備や環境が異なる事から効果的な活動の手段に決まった方法はありませんが、個々にベストな手段を用いる事で、認証機関の要求に応える事が可能になります。
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