現在私たちの食生活でよく食べられていて、10月18日には記念日が制定されている「冷凍食品」。その賞味期限に関する知識について、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は冷凍食品を美味しくいただくためにも、賞味期限について見ていきましょう。
冷凍食品とは
名前の通り、冷凍されていたら「冷凍食品」に分類されるかというとそうではありません。
例えば、熱い時や、甘いものを欲しくなった時に食べられているアイスクリームは冷凍食品ではないようです。アイスクリームは、凍ったものをそのまま食べることが出来、溶けてしまうと状態がすぐに変化するため、見ただけで食べても良いかどうか判断することが可能です。
一方、冷凍食品はすぐに食べることは出来ず、解凍して調理をするものです。そして、パッケージには賞味期限や消費期限を記載することが義務化されています。冷凍食品の起源は、日本食の代表である寿司や生魚などを凍結させるためにつくられました。
【冷凍食品のメリット】
サラミなどの食肉製品や、漬物などの加工食品に変質・腐敗を防ぐために入っている食品添加物の1種である保存料は使われていません。変質・腐敗・食中毒の原因となる細菌は、低温(-18℃以下)で保存することで活動ができなくなります。そのため、保存料などを使用する必要がありません。
そして、冷凍されたほうれん草ですが、生のものと比べて、ビタミンCを長い間保つことが出来ます。それから、野菜を切ったり皮をむいたりといった前処理がされているため、生ごみを減らすことにも繋がります。
冷凍食品の賞味期限はどのようにして決められているのか
冷凍食品のパッケージの裏面のどこかに、必ず賞味期限が表示されています。賞味期限とは、記載されている日付までなら袋や容器などを開けていなくてちゃんと保存されていれば、買った時と同じく品質が変わらずに美味しく食べることが出来るという期限のことを言います。
消費期限とは違い、期限を過ぎたとしても味や匂いが大丈夫であれば食べることが出来ます。目安は食品の種類やメーカーによって異なり、1年持つものやすぐに切れてしまうものもあります。
基本、保存状態がよければ記載されている日時の1.1から1.5倍の期間内なら、食べることが出来ると言われています。冷凍食品の賞味期限は、一般社団法人日本冷凍食品協会が出しているガイドラインにそって、製造者が保存試験を実施し設定しているようです。
冷凍食品の品質が劣化するのはどんな時なのか
食品の品質が劣化していると分かるポイントは、乾燥(冷凍庫の開け閉めにより起こる水分の蒸発のため)・酸化(冷凍食品は基本マイナス18度以下で保存するとされていますが、長い間保存しているとどうしても科学反応が起きてしまうため)・タンパク質の変成(酸化の様に水分が失われるとゆっくりと変成する)などがあります。空気に触れない様に真空包装やラップで包装することで、劣化を防ぐことが出来ます。
冷凍食品を食べる際の3つの注意点
①パッケージをよく読んで、調理方法や解凍方法を確認しましょう。冷凍野菜は凍ったものをそのまま加熱する様に作られているので自然解凍してしまうと品質が落ちてしまいます。
②電子レンジの自動加熱機能は出力が高いので、パッケージに記載されている説明書きを参考にした方が美味しく仕上がります。
③再冷凍はあまりおすすめしません。繊維質が破壊されて品質が落ちてしまうからです。もし、その日に食べきれず残ってしまった場合には、次の日にでも良いのでなるべく早めに食べる様にしましょう。
それから酸化や乾燥を避け密閉状態を保つために、ビニール袋やラップなどで包んでおくと良いでしょう。冷凍庫の中に氷や食品をなるべくたくさん入れておくことで、ドアを開け閉めした時の温度変化を抑えることが出来るようです。
まとめ
冷凍食品は、共働きの夫婦や一人暮らしで忙しい毎日を過ごしている皆さんにとって、手軽に食事や弁当などが準備出来るので常備しておくだけで安心するし、とても便利な食品だと思います。パスタや炒飯、ミートボールに野菜など、今ではたくさんの種類の冷凍食品が売られています。コロナ禍で宅呑みが増えているので、おつまみに利用するのもおすすめです。賞味期限や保存方法に気を付けながら、美味しく召し上がって下さい。
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