飲食店に興味があり、開業することを決心したものの、何から始めたら良いのか困っている方もいると思います。そんな方のために、飲食店を開業する時にやっておくべきことやポイントなどを説明していきます。
コンセプトを決める
店舗を開業するには、どのような飲食店にしていきたいのかという明確なコンセプトを作っておく必要があります。例えば「若い女性向けのカフェ」というコンセプトを作ったとしたら、インスタ映えしそうなおしゃれなメニューを作り、若い女性向けのファッション雑誌を店内に並べるなど、コンセプトに合った設備を整えていくことでしょう。そのためにも、コンセプト作りは開業するにあたって欠かせないものなのです。
情報収集
コンセプトを元に、自分のイメージに合った場所や立地、物件にはどのくらいの費用が必要なのか、店舗を継続していくためにどのような準備が必要なのか、そして資金をどんな風に集めればいいのかといったことを把握しておきましょう。また、対象年齢に人気なメニューを調べておくとメニューを考える時の参考となるでしょう。
創業計画書の作成について
「創業計画書」は、銀行から融資を受ける時や、創業メンバーの呼びかけなどをする際に使用できます。また、自分が作った計画を書類に記載しておくことで、開業の準備や周囲のサポートを依頼する時など、行動がしやすくなります。
創業計画書を作成する時のポイント
開業に最も重要なのは資金調達です。先ほども説明しましたが、創業計画書は開業資金の融資を受ける時に提出するものです。開業の動機と、コンセプトで決めた売り上げの予測は特に明確に記載して、相手に伝わるように気を付けて作成して下さい。
開業資金について
飲食店を開業するには、約500万~1000万円は用意しなくてはなりません。その内の3分の1は、自己資金で賄う必要がありますが、どうしても足りない場合には日本政策金融公庫などに相談して下さい。大きな投資は避け、最初の店舗の資金は抑えておくと失敗を防ぐことができます。また、約半年分の自分の生活費も開業資金に含めておくことをおすすめします。
店舗となる物件探しをする時のポイント
開業することが決定したら、開業する半年前から物件探しを開始しましょう。まず、売上高を参考に(坪数×1坪当たりの席の数×客単価×満席率×1日の回転率)という計算方で、店舗内の面積や、テーブルやイスなどの数を決めていきます。
物件の工事を依頼する時のポイント
居ぬき物件じゃない場合、内装・外装の工事に時間が必要なため、物件は早めに決めておくと良いでしょう。そして工事中も、現場の状況を確認し、大工さんに自分の意見を伝えられるようにします。それから、ネットワークケーブルなどの配線が一般の自宅とは異なる場合もあるので、内装工事をする際に、ネット回線の工事も同時に済ませておくと安心です。
食材の取引先を選ぶ時のポイント
メニューに必要な食材をなるべく早めにリストアップしておきましょう。同じカテゴリーで複数の食材業者と契約しておくことをおすすめします。それぞれ業者によって得意・不得意があるからです。契約する際に、食材の品質や業者の評判などといった気になる点を調べることも大切です。
必要な備品の準備について
店舗の内装・外装の工事が行われている時に、飲食店で使う備品を準備しておきましょう。例えば、冷蔵庫やキッチンで使う調理器具、そしてテーブルや椅子、スプーンやお皿などがあります。コンセプトを元に必要な物を用意して下さい。中古の備品を取り寄せることができれば、費用を抑えることができるでしょう。
必要な届け出について
飲食店を開業するには「食品衛生責任者」の資格取得が必要です。これは、6時間程の講習を受けると取得できます。次に保健所で「飲食店営業許可」の申請をし「開業届」を税務署へ提出して下さい。また「青色申告承認申請書」を提出すると、最高65万円の控除を受けることが可能となります。
従業員の募集について
早速インターネットや求人誌を利用し、従業員の募集を行いましょう。お店のホームページを作成し、近所にチラシを配布し宣伝をするという方法があります。もしオープニングセレモニーを企画するのであれば、その広告も一緒に行うと良いでしょう。ご近所や同業者へのあいさつも重要となります。
オープンする前の最終確認
オープン1週間前には、採用したスタッフ全員で最終確認を行いましょう。備品は全部揃っているか、店舗内に問題点はないか、食材の仕入れ先との最終やり取り、それからお店のメニューのチェックも忘れてはいけません。
まとめ
0から開業をスタートするには、資金だけではなく、メニューや備品などの準備が必要となってきます。まず初めにコンセプトを作成し、それをベースに準備を行うようにしましょう。重要な提出書類もあるので、早めの行動を心がけることが大切です。
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株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。