甘い味付けをメインとし、デザート類としての認識が強いパンケーキ。しかし実際のところその汎用性は高く、惣菜すなわち食事のおかずとしても利用できる食材と言えます。これを食事の一品として美味しくいただくにはどのような観点に基づいて調理すれば良いのでしょうか?
パンケーキの特徴
小麦粉・卵・牛乳・ベーキングパウダー・砂糖を攪拌した生地について、フライパンにて加熱調理した食品。それがポピュラーなタイプのパンケーキです。それに類似した食品としてホットケーキが挙げられます。しかしこれは主に日本限定で通用するネーミングと言え、実質的には両者が同様のものと捉えて差し支えありません。
日本においては、甘さを強調したホットケーキとして普及した背景もあり、パンケーキはスイーツの一種というイメージが一般的です。メープルシロップ・生クリーム・フルーツ類などでトッピングし、デザートとしていただく形式が主流と言えます。
しかし、パンケーキの本場である欧米諸国では、デザートの範疇に留まらず、一般的な食事の一品として広く認識されています。パンケーキを用いた料理は、デリカデッセンすなわち日本語で言うところの惣菜のカテゴリにも含まれるわけです。
「甘じょっぱさ」を楽しむに適した食品
食事の一品としてパンケーキでは、一般的な食材と組み合わせる形式がメインとなります。その場合、ハム・ベーコンなどの燻製肉、目玉焼きやスクランブルエッグなどの卵料理、サラダ類を上に載せるのが主なスタイルです。欧米圏ではそのような食べ方も、スイーツとしての食べ方と共に普及しています。
甘味を持つパンケーキと塩気が主体となる食材の組み合わせは、「甘じょっぱさ」という味覚を生み出します。
人間は、舌の表面にある味蕾という器官によって味覚を感知します。現代では研究の結果、甘味と塩味を感じ取る際には、それぞれ別の神経が働き、塩味が甘味を引き立てる対比効果をもたらすことが解明されてきました。つまり、甘味と塩味を同時に感知し、そのコントラストによって美味しいと感じるメカニズムが見られるわけです。
生地に配合される適量の砂糖と牛乳によるパンケーキ単体の甘味は、さほど強調されておらず比較的クセのない甘さと言えます。そのため、塩気のある食材を合わせることで生じる甘じょっぱさを楽しむにはうってつけの食品となり得ることになります。
甘さを活かしたアプローチ
甘味と塩味のコントラストという点に着目することで、惣菜としてのパンケーキのバリエーションが広げられることでしょう。
また、パンケーキは素材として小麦粉が主体であり、加えて焼く調理法を用いることから、同じ主原料・同じ調理法の食品と共通性が高いものと言えます。
このことを踏まえると、共通性のある食品としては、パンやピザ生地、インド料理のナンなどが挙げられるでしょう。これらと同様のアレンジによって、パンケーキの新メニュー開発に繋げることも可能です。
従来のパン・ピサ生地・ナンの代わりにパンケーキを利用することで、甘じょっぱさという味覚を楽しむレパートリーの開拓に活かすことが期待できます。
まとめ
パンケーキの楽しみ方はスイーツのみとは限りません。惣菜の食材として利用することにより甘じょっぱさを楽しむ際に適した食品としても位置付けられます。
甘じょっぱさを活かしたパンケーキメニューを考案する場合、類似性の高いパン・ピサ生地・ナンなどの代用として検討すれば、失敗するリスクを最小限に抑えることができます。
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