麺類のお持ち帰り販売を始めたい!

コロナ禍の中で、非常に厳しい事態に直面している飲食業界。三密を避ける意味でも店内でのイートインを止め、お持ち帰りを新たに始めているお店が増えています。今回は麺を取り扱う飲食店を対象にお持ち帰り販売について解説します。

お持ち帰りはすぐに始められるのか?

飲食店として営業しているお店が、お持ち帰りを始める事を思い立った時、直ぐに始めて良い物なのでしょうか?まずはお持ち帰りを始めるにあたって必要な事についてお伝えします。

飲食店営業許可があれば新たな許可は不要

飲食店として営業しているお店ならば、すべてのお店が飲食店営業許可をもらっているはずです。この免許があれば、新たに免許を取らなくとも、お持ち帰りを始める事が可能です。
しかし、例外もあります。

これまで、店内で提供していたメニューをお持ち帰りで販売する事は問題ありません。しかし、お客様が自分で調理する必要がある食肉や魚介類を販売する場合はそれぞれ、「食肉販売業」、「魚介類販売業」の免許が必要となります。また、製造する店舗と販売する店舗が異なる場合には、「お惣菜製造業」の免許が必要になります。

必要な営業許可を取らずに、販売した場合は無許可営業として処罰されます。更にそれだけではなく、万が一食中毒事故が起きてしまった場合、保険金が下りない危険性が大きくなるため、食中毒の被害者へ、慰謝料の支払いが出来なくなるかもしれません。

仮に食中毒被害者が重篤な状態に陥ったり、死亡したりした場合、慰謝料は数千万円に上る可能性がありますし、第一道義的に許される事ではありません。絶対に無許可営業はしない様にしましょう。

麺をお持ち帰りする為には容器が重要

ここからは麺をお持ち帰りする為の容器について解説します。麺をお持ち帰りする為の容器は、主に3種類あります。

◎どんぶり型容器
ラーメンやうどんのお持ち帰りで用いられる最も一般的な容器です。家に持ち帰ってから麺の入ったどんぶり型容器の中に、スープを入れればそのまま食べる事が可能です。店の雰囲気に最も近い容器と言えます。

◎セパレート型容器
つゆに麺をつけてたべる、つけ麺やざるそば等に適した容器です。つゆを入れる為のくぼみが設けてあるのが特徴です。

お持ち帰り麺の容器に求められる機能

お持ち帰り用の容器には、漏れにくさ、耐熱性、保湿性などが求められます。

◎漏れにくさ
スープをパックにしていない場合は、運んでいる最中に漏れにくい様に配慮する必要があります。蓋のきっちり閉まる容器を選びましょう。

◎耐熱性
ラーメンの様に熱いスープに入れて食べる麺なら、容器が耐熱性であれば、そのまま電子レンジで温めることが出来るので便利です。耐熱性の高い容器を選びましょう。

◎保湿性
店舗でゆで上げてからお持ち帰りしてもらう場合は、容器の保湿性も重要になってきます。せっかく茹で上げた麺が乾燥してしまわない様に保湿性の高い容器を選びましょう。

まとめ

今回は麺を取り扱う飲食店がお持ち帰り販売を始める際に注意したい事についてお伝えしました。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/