もっちもちの食感で人気となり、パスタ屋さんですっかり定番メニューとなった生パスタ。この生パスタの麺を製麺所へ製造を依頼する事にはどの様なメリットがあるのでしょうか?詳しく解説していきます。
そもそも生パスタとは?
日本では比較的最近から定着した生パスタですが、本場イタリアでは古くから親しまれている料理です。原料は小麦、水、塩、そして麺の種類によりますが玉子が用いられています。日本で従来から親しまれている乾燥パスタとは異なる、もちもちした食感がクセになる食材です。乾燥パスタと異なり加熱をしない為、完成しても水分を含んでおり、柔らかいので、茹で時間が短くて済むという特徴を持っています。
生パスタを店舗で作るには?
生パスタを店舗毎に自前で作るには、どの様な作業が必要なのでしょうか?まずは以下の材料を揃えます。
材料
〇強力粉
〇薄力粉または中力粉
〇玉子
〇塩
〇水
これらの材料を小さな粒状になるまで混ぜ合わせます。
粒状になった生地をまとめて、踏んでもみ込む事を繰り返します。踏んで広がった生地をもみ込み、畳むのを繰り返していくと、生地が粒状から滑らかな状態になります。この状態で生地を寝かせます。
ここで必要になるのが、パスタを製造する専用のパスタマシーンです。パスタマシーンは小型で手動の物なら数千円からありますが、業務用の電動パスタマシーンの場合は50万円以上します。また、設置する為に店舗のスペースを占めてしまうというデメリットがあります。
寝かせて置いた生地を麺棒でさらに伸ばし、パスタマシーンを通せるくらいの厚みになる様にならします。この作業を4~5回繰り返します。
パスタマシーンを通してできた麺帯を二つに折り、再度パスタマシーンに通します。
パスタマシーンを通して出来上がった麺帯を30cm以下の長さに包丁で切ります。
専用のハンガーを用意して、麺を掛けて乾燥させます。2日~4日程その状態で乾燥させたら完成です。
以上の様に、店舗で生パスタを作るのにはかなりの労力とコストを要します。また、乾燥パスタと異なり日持ちする期間が短いのも生パスタの特徴なので、作り過ぎてフードロスとなるリスクをはらんでいると言えます。
生パスタの製麺を製麺所に依頼するメリット
そこで、これらの問題の解決策となるのが、製麺所へ生パスタの製麺を依頼する事です。製麺のプロである製麺所では、専用の大型マシーンを使い、室温、湿度の管理された安全な環境で、必要な量の麺を必要な時に製造する事ができます。製麺所で製麺された生パスタは、庫内の温度、湿度の管理された専用の車両で店舗へと運ばれます。
まとめ
今回お伝えしたように、生パスタを店舗で作るのには多大な労力とコストが掛かります。生パスタの製造を製麺所へ依頼する事で、店側はこれらの問題から解放され、パスタマシーンを置かない事で、店舗内のスペースも広く有効に使う事ができます。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。