国民食ともいえる麺類!通販での販路拡大に嬉しい悲鳴?

近年の社会情勢を受け、飲食業界で様々な変革が起こりました。その中でも販路拡大の策として増加傾向にあるのが通信販売です。今回は飲食店経営者に向けて、特に国民食と言っても過言ではない、麺類における通販での現状について解説します。

通信販売市場の変化

スマホやタブレットなどの普及により、どんな方でもネットショッピングが可能になったと言えます。また、キャッシュレス化の推進によって、幅広い年齢層が電子商取引に対応できるのも背景にあると言えるでしょう。

近年、急増した「巣ごもり需要」と呼ばれる消費動向の中では、食品の売上が急増したと言われています。家事の負担を軽減したい主婦層では、調理が簡単な即席袋麺や冷凍パスタなどが重宝されています。そんな中で売れ筋商品にも変化がみられます。

なじみのある商品を購入するだけではなく、付加価値のある高級な商品の購入も増加しています。特にラーメンは人気で、麺の製造が注文に追いつかなくなる店があるほどです。本格的な味を楽しむためなら、調理の手間は「体験型」として受け入れられているようです。

「お取り寄せ需要」が拡大

近年は販売数限定の商品や行列の絶えない人気店の商品を通販で購入する、いわゆる「お取り寄せ」の需要が高まっています。旅行した時の思い出の味を探したり、希少な食材を使った料理に出会ったりと、少々贅沢で高価な「お取り寄せグルメ」というスタイルが定着しつつあると言えます。

通信販売への参入方法

ここからは販売する立場で考えてみましょう。商品を出品できる通販サイトは数多くあり、自店のネットショップ開設も簡易化されています。最近では大手運送会社による「ネットショップ開設サポート」なるサービスがあり、配送や決済も連携して任せられます。

通販で商品を提供するメリット

店で提供する商品と同じ味を出来立ての状態で食べられるのが最大のメリットとなります。営業時間に制限がないため、販売数を確保できれば売上アップを見込めます。遠く離れた地に顧客を得る絶好の機会になり得ます。

近年のお取り寄せグルメは単なる食事ではなく「体験」と位置付けられ、温め・調理・試食などの動画をSNSなどに配信する消費者が多くいます。良い評価を得られれば広告宣伝費を使わずに、口コミとして拡散されることも期待できます。

デメリット

温めや簡易調理などの手間がかかります。全国発送を考慮したうえで提供する必要があり、保存方法によってはレトルト食品とみなされることが考えられます。食品衛生法に沿って、食品加工に関する許可が必要になる場合があるため注意が必要です。

通販サイトへの出店手数料や自店ネットショップの運営・維持など、高いコストがかかることも考えられます。利益とのバランスを考慮することが求められるでしょう。

まとめ

販路拡大にむけて大きな可能性がある通販は、受注から発送まで専門家に任せることも可能です。しかし、経営を圧迫しないような適正なコストで無ければ本末転倒になると言えるでしょう。商品開発や出店方法については、製麺所や専門家に相談することをおすすめします。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/