スーパーの冷凍食品売り場へ行くと、数多くの惣菜がそろっていますね。電子レンジなどで簡単に温めるだけですぐ作れ、お弁当などを彩ることでしょう。今回はそんな冷凍食品を製造する上で大切なポイント、品質管理について見ていきましょう。
■惣菜と冷凍食品
種類が豊富な惣菜は、お店で手作りの商品もあれば冷凍食品として手に入るものも多く、最近では通信販売でも購入出来る時代になりました。味はというと手料理や出来合い(スーパーの惣菜売り場で買ってきたもの)とほぼ互角、場合によってはそれ以上の美味しさを冷凍食品もあります。
冷凍食品の惣菜としての需要はというと、お一人様の方や共働きの方が良く購入される傾向にあることから、なかなか時間が無い人向けといった事情も少なからずあります。
冷凍食品=美味しくないという解釈は遠い昔の話となり、今では生産地や材料などを明記する事により信頼性が高め、それ以外にも味も改良され手作りと遜色ない味へと改良されました。
■製造の際には、品質管理がポイント
冷凍食品の惣菜はもちろん、すべての食品が衛生管理において厳格化にチエックされるのはは当然です。製造工程中に不審物が混入されたら、それだけで社会問題となります。
すべての食卓に安全で安心できるより良い商品を提供するには、品質管理も一つのポイントですね。工場にて冷凍食品を作る際、以下のルールで厳しく制定されています。
◎原産地や材料などを偽装していないか?
この商品の原産地(もしくは材料)は〇〇ですと、皆様にはっきりと公表する事により、食の安全性や品質管理にも大きく影響するという認識で管理する事が出来ます。
◎衛生面への配慮
冷凍食品は工場で作られますので、作業員は作業場へ入るとき、衛生面では非常に気を付けなければなりません。作業着などの着用や工場設備などにおいても厳重に管理し、外部からの不純物を入らないよう水際で防衛しています。
また、作業場へ入るときには手洗いを徹底しており、これをやらないと工場の中に入れないよう、食中毒対策にも常に目を光らせています。
◎製造状況を管理・記録する
商品は製造ラインで作られますので、その日の加熱・凍結など各温度の管理を一つのシステムで管理を行います。別の日では加熱温度が規定の温度と違うという問題になる為、常に一定の温度を保つ必要があり、その為の記録は重要です。
◎品質検査も品質管理
商品をただ単に作るだけでは、皆様のご家庭に商品をお届けする事は出来ません。商品の一部を取り出し、検査を行う事もあれば、FSSC22000という厳しい品質管理制度を導入する事により、製造から品質管理、そして出荷までの工程まで厳しく管理されます。
厳重な品質管理があればこそ、皆様に安心して商品をお届けする事が出来ます。そして、これだけでは満足せず、現在の商品と比べより良い商品を企画・開発し、皆様の食卓へお届けするよう、品質管理のポイントとなります。
冷凍食品でお店の新たな可能性を開拓する際には、株式会社カンノがお手伝いさせていただ
きます。お気軽にご相談ください。