冷凍食品の膨らむ(昇華現象)理由と対処法

冷凍庫に入れた冷凍食品の袋が膨らむと言う経験はありませんか? 何故冷凍している食品の袋が膨らむのでしょうか。温度変化によって起こる昇華現象と言うものが関係しています。冷凍食品の膨らむ理由とその対処法について紹介しましょう。

冷凍食品の賞味期限

冷凍食品はとても便利で、冷凍庫に入れれば長期保存できますが冷凍食品には賞味期限があり、-18℃以下で保たれている場合は品質に変化はなく温度が上がると容積が減るので、状態が見てわかります。【冷凍食品(未開封)の賞味期限は約3~4ヶ月】

昇華現象とは

冷凍庫の冷凍食品の温度変化で袋の内側や商品に付着していた氷の粒が昇華して気体の体積が増えて袋が膨れる現象です。中身を見て、においや状態に異常がなければ食べられますがまれに腐敗によるガスで袋が膨らむ事があり、腐敗臭がするなどや色に異常がある場合は食べるのは止めて下さい。

冷凍保存食品の特徴と膨らむ理由

賞味期限切れになった場合の冷凍保存食品の特徴を紹介します。

1.冷凍焼けする
冷凍焼けは食品の水分が抜けて長期保存する事により起こります。冷凍焼けを防ぐためにはラップで包んで真空パックにして早めに食べる事です。

2.霜が沢山付着する
冷凍室の開け閉めにより温度が上昇して食品内の水分が溶けて凍るなどの繰り返しで、品質が落ちて霜が付着している場合は、食べるのは控え冷凍室の温度を一定に保つようにします。

3.容器が膨らむ
長期間冷凍室で保存すると開閉による温度変化が原因で容器が膨らむ事があります。温度が変わる事で付着した氷が水にならず直接気体になる昇華現象が起こるため体積が大きくなり容器が膨らみます。品質に問題はないので食べても安全ですが、常温で長時間置いた場合には腐敗したガスが発生して容器が膨らみます。

冷凍食品(開封後)の保存方法

開封した冷凍食品を冷凍室入れて食べ忘れてしまう事も多く、長い間保存する場合は正しい保存を行う事で品質を保つ事ができます。次に開封後の冷凍食品保存方法について説明します。

1.冷蔵庫に隙間がないように配置する
開封後の冷凍食品は密閉する事が大切で、隙間なく詰め込む事で凍った食品自体が保冷材の役割をしてくれるため冷凍室を開けた時に温度が上がる事を予防できます。冷凍室に隙間があったらペットボトルやタオルを入れて100均などのフリーザスタンドを使ってしっかり並べる事もできます。日頃から冷凍室を整理して隙間がないように配置しましょう。

2.ラップやジップロックを使う
ラップやジップロックは密閉保存に最適で食品にしっかりとくっつける事で空気との接触を防ぎます。より効果的な保存方法はラップで小分けにして包みジップロックに入れて密閉する事です。2重密閉する事で空気の出入りをさらに防ぎます。

3.ペットボトルを使う
ミックスベジタブルやスイートコーンはペットボトルに入れて保存すると、ペットボトルの蓋を閉める事で空気の出入りを簡単に防ぐ事ができます。利用する時は必要な分を振って取り出すだけです。冷凍室に立てて保存ができるので収納も取り出しも楽になります。

冷凍食品の正しい解凍と注意点

下記に冷凍食品の正しい解凍方法と注意点について解説します。

○電子レンジの中央に置いて加熱しない
○加熱時間は記載を守る
○再冷凍しない
○解凍後は1~2日以内に食べる事

まとめ

冷凍食品は冷凍保存で常備できる便利な食品ですが賞味期限があります。袋の膨らみと関係して味や品質が落ちる原因になります。正しい保存方法を活用して、膨らみの原因となる気圧差や腐敗によるガスに注意して正しく扱う事です。

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