開封前後の冷凍食品の賞味期限について知ろう!

冷凍食品は下処理がされていて、調理作業が簡単で時間も大幅に短縮でき便利な品です。ところで、冷凍食品の賞味期限は袋の開封前後で、どのように変わるかご存じですか。今回は、その疑問について回答します。

冷凍食品の賞味期限はいつまで?

結論から述べますと、冷凍食品の賞味期限は製造後1年が目安になります。冷凍食品の保存設定温度は、-18℃以下になりますので低温のため細菌の繁殖を抑えて食品の腐敗を防いでくれているのです。

家での賞味期限はもっと短くなる

冷凍食品は家庭に持ち込むと、なるべく早く食べる事をお勧めします。その理由としては、家庭の冷凍庫自体は常に-18℃以下に設定されていますが、冷凍庫の開け閉めが多いため常に-18℃を保っているわけではないからです。

そのため、冷凍食品に含まれている油が酸化し品質の劣化に繋がります。そのような理由から、長期保存は避けたほうが良いと言うわけです。ちなみに家庭での目安の賞味期限は、購入してから4ヵ月程度で、保存状態によっては鮮度の低下や味が変わるなど、傷みやすくなる事から、2~3ヵ月を目安にする事が推奨されています。

とは言え、賞味期限内であれば冷凍している状態ですので、細菌の繁殖は抑えています。期限が切れていても食べることが出来る場合もあります。

開封後の賞味期限

先述したように、製造から1年が賞味期限の目安ですが、開封後となるとまた話は変わってきます。結論から申し上げると、開封後は冷凍焼けを起こすことから賞味期限は1~2週間が目安です。

冷凍焼けとは食品内の水分が抜けてしまい、さらに油脂が酸化して風味や食感が低下することです。冷凍焼けした食品は、変色が見られる、冷凍庫の臭いがきつくなる、パサパサするなどの変化が見られます。

開封後の保存の工夫

開封後の注意点は、空気に触れさせない事です。空気に触れると冷凍焼けをしてしまいます。冷凍焼けさせないための方法としては、フリーザーパックや密閉できる入れ物に入れ替えて保存すると良いでしょう。ラップでしっかりと包んで入れる事も効果的です。

その他には、冷蔵庫の開閉をなるべく減らし、もし開けたらすぐに閉めることが大切になってきます。また温かい食品を冷蔵庫に入れてしまうと、庫内温度は上昇してしまいます。そのため、冷凍庫へ入れる前に必ず冷ましてから入れてください。

また庫内の食品をつめこんで入れておくと、開けた時に暖かい空気が入るのを防いでくれて低温に保つことに繋がります。

まとめ

冷凍食品の賞味期限は製造から1年が目安ですが、家庭に持ち込むと冷凍庫の開閉が多いため-18℃を常に保つ事が出来ません。そのため家庭での賞味期限は4ヵ月以内が良いです。また、開封後の冷凍食品は、冷凍焼けが原因で品質が低下するため1~2週間以内が推奨されています。

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