【はじめに】
冷凍食品とは、いろいろな食品の風味や食感、色や栄養、衛生状態などを、採れたて、作りたての状態体で、長期保存を目的として冷凍処理された食品をいいます。
冷凍食品の歴史は、1900年代ごろ、アメリカであまり日持ちのしないジャム加工用のいちごを、輸送して加工できるように冷凍にしたのがはじまりとされ、日本ではその少しあと1930年代ごろ、やはり果物の保存のために冷凍したのがはじまりといわれています。
その後さまざまに改良された冷凍食品は、主食からおかず、デザートまでたくさんの種類が出回り、わたしたちの食卓においしい彩りを添えてくれています。
【冷凍食品の優れた点】
さて、そんな冷凍食品の優れた点を見ていきましょう。
冷凍食品は、急速凍結することによって、食品の栄養を損なうことなく、新鮮な状態を保つことができます。また、保存期間については、温度変化があまりない状態で保存した場合、おおむね8か月から24か月品質を保つことができるという研究データも出ています。
ちなみに、-18℃以下で保存する理由は、細菌の繁殖を抑えるとともに、食品の酸化や、酸素反応による品質変化を抑制し、長期間にわたり最初の品質を保つためです。
【冷食品のフライの衣について】
さらに、どんどん改良されている、冷凍食品フライの衣にも工夫があります。
冷凍食品フライの衣は、パン粉を付きやすくし、味や食感をよくするために、中種に小麦粉・卵白・ショートニング・スキムミルクなどを水で溶いたバッター液というものに漬けてから、パン粉をまぶします。また、油で揚げたときにパンクしないように、衣を厚目にしている場合もあります。
【冷凍食品の揚げ物をおいしくするひと手間とは?】
それでは、実際に冷凍食品をおいしく仕上げるコツとは何でしょうか?
冷凍食の揚げ物を例に挙げ見ていきましょう。
一説によると、冷凍食品をおいしく仕上げるうえで必要なのは、電子レンジで温めた後に冷凍前の最後の工程を行うとよりおいしく頂けるとのこと。
揚げ物でいえば、最後にもう一度軽く焼くと良いようです。
やり方としては、パッケージ通りに電子レンジで温めた後、オーブントースターやフライパンで表面に焼き色を付けます。このひと手間で、揚げ物の外はパリパリ、中はジューシーなおいしい仕上がりとなります♪ぜひお試しください!
【まとめ】
最後に冷凍食品の購入のポイントを抑えておきましょう!
お店の冷凍食品売り場のショーケースには、必ず温度計がついています。
ので、ショーケースの温度が‐18℃以下、ロードライン(積荷限界線)以下に冷凍食品が陳列されていること。しっかりと包装されていることや、商品の名称、原材料名、原料原産地名(法に定められたもの)、内容量、賞味期限、保存方法、凍結前加熱の有無、加熱調理の必要性、製造者名などが記載されていますので、きちんと確認して購入することが大切です。
さらに、それぞれのライフスタイルに合わせて、冷凍食品も上手に取り入れていきたいですね。