国際規格FSSC認証を取得するメリット!

食の安全は世界の課題でもあります。カンノ製麺所も既に承認取得しています。世界を目指すとき、必須で欠かすことのできない要素です。今回FSSCの取得メリット、HACCPと違うところ、取得方法や流れについて解説します。

HACCPと何が違う?

FSSCとは、食品安全マネジメントシステムの国際規格(ISO22000)、それを発展させた(ISO/TS22002-4)を統合して、国際食品安全イニシアチブが制定した世界食品安全ベンチマーク承認規格が(FSSC22000)です。

ISOはフードディフェンスが付加された国際規格で食品衛生管理の具体的手法が追加されています。HACCPでは取り扱いが充分ではなかった問題を補うことができるものです。

取り組みやすい規格も特徴で、具体的には施設に対するアクセス管理や、ポケットのない作業服を使用すること、フォークリフト(ガソリン使用)を食品製造エリアで使用することを禁止する内容で約200項目設けられています。

HACCPは、食品安全を確保した加工製造工程を構築する方法論ですが、FSSCはISO22000を基本としたマネジメントシステムだと言えます。食品の衛生管理は、顧客の要求や社会環境の変化に適応して改善する必要が生じます。このマネジメントシステムでは、この改善をPlan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)のPDCAサイクルで実現します。

FSSC取得のために

HACCPが構築されたなら、次にFSSCを取得するためにすることは2つあります。1つは、工場の運営のシステムをISO22000の基準に合わせることです。もう1つは、前提条件プログラムをFSSCの技術仕様書で検証して、その仕組みがあるか否かを確認することです。

〇取得への6ステップ
ステップ0.ブレギャップ診断・1.基本構想の立案・2.現状の分析と準備・3.システム構築と確率・4.システムの運用と検証・5.受審対応などです。

上記簡単にステップだけ書いていますが、各ステップでは求められている項目が詳細にあり、多いステップでは7項目に及ぶものもあります。

第一段階審査ではマニュアルを中心にシステムの構築状況について、第二段階審査では実際の業務を考慮してシステムの状況などについて確認を受けます。もし不適合が指摘されたときは、是正措置をして対応を完了させたら判定委員会で上申を経てFSSC22000承認登録がされます。

取得のメリット

カンノ製麺所は既に取得しています。そして、この承認を受けることのメリットを下記に挙げています。

〇透明性が向上します
食品業界全般に渡り細分化する規格に対応して、食品安全プログラムへ統合が容易になります。

〇効率性が上がる
第三者監査で規制当局の負担が抑えられます。当局はこの規格を審査の第一基準に活用することが可能です。

〇世界への進出が可能になります
国際規格でありFDA監査やハラール認証にも十分対応できます。

〇コストの削減効果が期待できる
プロセス効率が優先される効率的監査により、コストを抑制することが可能です。

まとめ

FSSCの取得について、またその意義やメリットなどについて書いてまいりました。安全で信頼できる食材で、美味しい商品の提供を致します。お楽しみください。

菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/