ラーメンブームという時代背景から中華麺は家庭でもよく食されています。そこで、よく利用されているのが、乾麺とは一味違った食感を出す「ゆで中華麺」です。こちらでは、ゆで中華麺の調理方法と保存方法をご紹介しましょう。
ゆで中華麺とは
一般に流通している麺類はたくさんの種類があります。製造法による分類として、「生麺」「ゆで麺」「蒸し麺」「半生麺」「油あげ麺」「乾麺」「冷凍麺」に分類されます。冷凍麺を除くと、消費期限は水分量と関係するので、乾麺が一番長く、ゆで麺が一番短くなります。
ゆで麺は、生麺の状態の麺をアルファー化されるまでゆでたものを言います。アルファー化とは、麺の主原料の成分の約7割であるでんぷんを、2~3分の簡単な調理で美味しく食べられるように、蒸気の熱によって胃で消化できる状態に変化させることを言います。蒸気の熱以外にもゆで上げることで可能です。
ゆで中華麺の調理方法
ゆで中華麺は今ではスーパーやネットでも購入できることから、一般家庭で食されることが多くなっています。一般家庭において調理をする際にいくつかの注意すべきポイントがあるのでご説明しましょう。
ゆで中華麺を調理する際に気を付けたいのは、「ゆで」と記載されていることから、そのまま利用できると勘違いをされる方もいらっしゃるということです。「ゆで」と記載されていても、麺を湯がいて後、冷水ですすぐことが、ゆで中華麺を美味しく召し上がれるポイントです。
また、湯がくお湯ですが、アルカリ性のお湯を使用することは、やめていただきたいということもポイントのひとつです。アルカリ性のお湯を利用すると、麺表面のグルテンの結合が弱くなりボロボロになって煮崩れを起こします。その結果、のびやすい麺になってしまうことから、アルカリ性のお湯には要注意です。
アルカリ性かどうかは、水中に溶けている水素イオンの濃度指数で表せますが、7を基準として中性とし、数値が少ないほど酸性、数値が高いほどアルカリ性とされています。水道水の基準値は5.8以上8.6以下と国で定められているため、大体、7前後で落ち着いています。
ゆで中華麺の保存方法
ゆで中華麺の保存方法は、冷蔵庫が一般的です。しかし、大量に購入してしまった場合などは、冷凍にて保存をすることも可能です。しかし、冷凍庫の場合でも2~3週間以内に食べることとおすすめします。それ以上になると、冷凍専用ではないので冷凍やけをして食感が悪くなります。
冷凍をしたゆで中華麺の解凍方法ですが、自然解凍ですと水分が出てしまうので麺の状態が悪くなります。また、中途半端な自然解凍では、調理をすると部分的に火が通り過ぎたり、中の方に火が通らなかったりすることで、煮崩れのもととなります。冷凍麺の調理方法は、凍ったまま沸騰したお湯でゆでることをおすすめします。
まとめ
冬の寒い時期になるとラーメンが恋しくなります。そのような時に手軽に利用できる「ゆで中華麺」を、美味しく召し上がるためのポイントをまとめてみました。ゆで中華麺は保存期間も短いことから早めに召し上がることをおすすめします。
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