茹でて食べる生中華麺は、茹で方次第でコシや風味を失ってしまいます。たっぷりの沸騰したお湯で茹でる必要がある事は分かっていても、茹で時間はどのくらいが最適なのかが分からないという事はありませんか?
せっかくの美味しい生中華麺。失敗しないように、正しい茹で方や茹で時間のコツを掴んでおくと良いでしょう。
そもそもたっぷりの沸騰したお湯の量はどのくらい?
沸騰したお湯がたっぷり必要と言われても、捉え方は人それぞれですので具体的にどのくらいの量のお湯が必要か分からないという場合もあるでしょう。
たっぷりのお湯とは、目安として生麺量の10倍程度を準備すると良いですので、生中華麺1人前に対して2L位は必要です。
麺はパラパラとばら撒くように投入を!
沸騰加減にも注意しましょう。麺を投入した時点で湯の温度が下がる事を踏まえておき、なるべく強い火力でしっかり沸騰したお湯を準備する事がポイントです。
さらに麺は一度に投入せず、ばら撒くように入れるのもポイントです。一度に入れてしまうと麺と麺がくっつきやすくなりますし、温度を急に下げてしまう事になります。
麺を入れたら、ゆっくりとかき混ぜ、再沸騰した後は反対にお湯を沸騰させすぎないようにしましょう。
・さし水は量に注意!
また、さし水は麺の茹でどけによる糊濃度の高まりを抑えるために行いますが、さし水の量が多すぎると温度を下げてしまうので注意しましょう。
通常は記載されている時間どおりで良い
麺の茹で時間は、通常であれば記載のある時間まで茹でれば良いでしょう。
一般的にはラーメン用の麺として使うなら2分、冷やし中華やつけ麺であれば3分くらいが目安ですが、麺の太さや形状、その他用途によっても異なります。麺を指で1本つまみ取り、好みの硬さになっているか確認していくと良いでしょう。
例えば冷麺で食べるなら、一度麺を冷やすのでキュッと締まって固くなることを前提に、通常より柔らかめになるまで茹でたほうが良いでしょう。反対に温麺なら少し早めに茹であげたほうが良いという事になります。
茹で時間を計り始めるタイミングは?
麺の茹で時間を計る時、どのタイミングから計っていますか?
一般的にはお湯に麺を投入してからすぐ計り始めることが多いでしょうが、中には再沸騰してから計り始めるというケースもあるようです。
年配の人ほど、昔からの経験から再沸騰して時間を計り始めることが多い様ですが、こちらは経験と勘がなせる技とも言えますので、自分の好みの硬さはどのくらいのタイミングで仕上がるかを探ってみるのも面白いかもしれません。
茹でた後は早めに食べること!
ただしどのような麺でも、茹でた後は茹で伸びしますので、早めに食べる事がおいしく食べるコツだと言えるでしょう。