最近では電子レンジで調理して食べることができる食品がとても多くなっていますが、コンビニなどで販売されているものの中には、温めるだけでラーメンが出来上がるといったものまであります。
でもどうせラーメンを食べるのなら、生中華麺のモチっとした食感を味わいたい・・・と思う人もいるでしょう。
しかし、生の麺をお湯で湯掻くのではなく、レンジを使って調理することはできるのでしょうか。
どんぶりに入れて直接湯掻くことはできる?
仮に生中華麺をレンジで調理できるか試す場合、本来なら鍋にたっぷりのお湯を入れて茹でることになるので、どんぶりに水を入れてさらに麺を投入してラップをかけて加熱するということになります。
ラップにつまようじなどで蒸気の逃げ口の穴を作り、様子を確認しながら温めて行くしかないでしょう。
生中華麺の粉が泡となって出てくる?!
しかし生中華麺には表面にたくさん粉が付いているので、もしレンジで温めて続けるとだんだんと白い泡がぶくぶくと発生してくるはずです。
鍋にお湯を入れて茹でる時も、ふきこぼれないように麺を泳がせるようにする必要があるので、それを小さなどんぶりで行うのは不可能に近いと言えるでしょう。
不足する水分で麺はドロドロに!
十分温まり泡が出た状態のどんぶりを取り出してみると、おそらくすっかり少なくなった水分とドロドロになった麺が中に入っているはずです。
手間を省くためにレンジで一気に調理しようとしても、麺を食べるには麺のこのドロドロの粘りを落とすために何度か水洗いするしかありません。
電子レンジで茹でることはできても・・・
とりあえず一連の流れを経て、麺自体はラーメンの麺として電子レンジで茹でることも出来なくはありません。
しかし失われる風味や食感、何度も水洗いする手間などを考えれば、結局は大きな鍋で茹でたほうが短時間で済む上に失敗がないはずです。
電子レンジは手軽に調理をサポートしてくれる便利なツールですが、反対に手間がかかってしまう上においしくないラーメンが出来上がってしまいます。
さらにどんぶりから吹きこぼれた泡で、レンジ自体が汚れて掃除も大変です。
生中華麺で電子レンジを使うタイミングとは?
生中華麺で電子レンジを使うタイミングは、冷凍しているものを解凍する時だけです。
皿に麺をあけたらラップをかけず、約30秒、電子レンジで温めて解凍しましょう。
また、電子レンジを使わずに、包装のまま前日に冷蔵庫に戻しておくと、そのまま調理することができます。