暑い季節、こってりラーメンの売上が落ちがちなのは多くの店主が実感しているところ。しかし今、注目されているのは“爽やかさ”をキーワードにしたラーメンの提案です。今回は、スープや具材だけでなく、麺そのものから爽やかさを演出する工夫と、製麺所ができる麺の提案について詳しくご紹介します。
目次
- 夏のラーメンに求められる“爽やかさ”とは
- 麺から爽やかさを演出する3つの工夫
- スープ・具材とのバランスで広がる表現力
- 実際の導入事例と売上変化
- まとめ
1. 夏のラーメンに求められる“爽やかさ”とは
夏の来店客は「食欲はあるけど重いものは避けたい」というニーズを持っています。ここで求められるのが、“清涼感”“のどごしの良さ”“さっぱり感”です。油脂を抑えつつも旨味をしっかり感じる構成が支持されており、味だけでなく、香りや見た目の清潔感も評価の対象になります。
2. 麺から爽やかさを演出する3つの工夫
まず、加水率の高い多加水麺を使うことで、つるりとしたのどごしを実現できます。次に、ストレートの細麺にすることで、スープとよく絡みながらも軽やかな食感に。また、柚子ピールやレモン粉末を練り込んだ風味麺など、香りで爽やかさを演出することも可能です。こうした麺は、冷製スープや塩系スープと特に相性がよく、ひとくち目からお客様の印象に残ります。
3. スープ・具材とのバランスで広がる表現力
塩レモンや和風出汁などのスープをベースに、紫玉ねぎや大葉、かいわれ大根といった“香りのある薬味”を合わせることで、視覚的にも爽やかな一杯になります。チャーシューの代わりに蒸し鶏や低温調理した鶏ハムを使うことで脂っこさを抑えつつタンパク質も確保できます。
4. 実際の導入事例と売上変化
ある都内の人気店では、毎年6月〜9月限定で「柚子塩冷やしラーメン」を提供しています。特製の柚子練り込み麺を製麺所に依頼し、透き通った塩ベースのスープと合わせたところ、ランチタイムの女性客が2割増、SNSでの写真投稿が3倍以上に増加しました。さらに、リピーターが季節ごとに来店する流れも生まれました。
5. まとめ
“爽やかラーメン”は、夏の売上減対策だけでなく、新しい客層の獲得やSNSでの話題性にもつながります。スープや具材の工夫だけでなく、麺から演出できる爽快感は、製麺所の力で最大化できます。季節ごとの提案を通じて、店舗とともに“季節感のあるラーメン文化”を育てていきましょう。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
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