ラーメン店を開業した多くの人は、こだわりのある「麺」や「スープ」を考えることは、経験のあることではないでしょうか。この「こだわり」というのはそれぞれ人によって異なる事情がありますので、自家製だけが特別良いものであるとは言い切れない面があります。(麺だけに)よって、今回はこれから独自のラーメンを作る際に決めてとなる考え方、とくに自家製の麺と業務用麺(仕入れ麺)を比べることによって、比較しながら自分に合っている「麺」とはなんであるのか一緒に考えていきましょう。
■自家製麺と業務用麺のメリットとデメリット
自分に合っている麺とはいったい何であるのか?と問われると、一概に「これだ」というものを見つけることは難しいことがあります。というのも、あれも欲しいこれも欲しいと麺のメリットの所だけを抜け出そうとするからです。逆にいえば、麺を区別し「これだけはゆずれない」というメリットの部分を確認しポイントとして押さえることで、今後のラーメン作りの指標になるといえます。
よって、下記の「自家製麺」と「業務用麺」のメリットとデメリットを把握していきましょう。
◎自家製麺のメリットとデメリット
自分好みの麺をお客様に提供することができる点で、自家製麺はメリットといえます。つまり、オリジナルの麺ですから、話題性もでますし、原材料も自分で選択しますから安全であるといえます。また、自家製麺であることから、気分に合わせて(季節に合わせて)自由に麺を工夫して以前とは違ったものをお客様に提供することができますから、期間限定の面白みあるイベントのような事ができるというのも魅力的です。
このメリットを得るためには、自家製麺を製造する「製麺機」が必要となります。それには、初期費用がかかり、月々のリース費用もけっこう負担になる方もいるかもしれません。また、製麺機を置くスペースも必要ですし、もしも故障した際には修理などのメンテナンス費用がかかります。また、もしもこの自家製麺を作るのであれば、自分以外の人が製麺した場合のことも考えなくてならず、ことによっては人件費が大きく負担になることもありえます。
◎業務用麺のメリットとデメリット
もしも、第一に費用を抑えたいと考えているのであれば、業務用麺を活用することのメリットはとても大きいです。まず、自家製麺に比べて製麺にかける時間はありませんし、当然人件費もかかりません。つまり「麺」意外のこだわりの「味づくり」を専門に考えている人にとって魅力的であるといえるのです。
もちろんそれによって麺のオリジナルティは失われてしまいますが、今後の課題として「麺」はとらえておき、はじめのうちは「味」に専念するのがいいのではないでしょうか。
■自分独自の味づくりのために
いかがでしたでしょうか?このように「自家製麺」と「業務用麺」を比較することで、今の自分に合っているラーメン作りは何であるのか把握することが可能になります。はじめのうちは「麺」にこだわりをもつよりも、「大衆の人の味好み」を目指してもいいのかもしれませんね。場合によっては、自分だけのオリジナルティのある味づくりというのも可能でしょうから、業務用麺にして味づくりの研究時間を増やすというのはメリットではないでしょうか。
このように、業務用麺についてなにか疑問になることや、気になることがありましたら気軽に株式会社カンノまでご連絡ください。