冬が旬の食材・ほうれん草。年中食べられているので旬を忘れがちですが、冬の時期のほうれん草は色も濃く、栄養価も高いと言われています。パスタの一つフェットチーネに、スペインではほうれん草を練りこんでいます。色鮮やかな生パスタは、見る人の心も幸せにします。ここでは改めてほうれん草について、そしてフェットチーネについて見ていきましょう。
ほうれん草豆知識
ほうれん草はアカザ科ほうれん草属の野菜で、原産地はペルシャ地方とされています。日本に伝わったのは江戸時代の初め頃と言われています。ほうれん草には、東洋種と西洋種がありますが、現在市場に出回っているもののほとんどは、その交雑種です。
ほうれん草は全国で栽培され、一年中市場に出回っていて、本来の旬は11月から1月の冬になります。この季節のものは色が濃く、栄養分も増え甘味があります。
収穫時のひと工夫
ほうれん草がある程度成長するまではビニールなどで保護して栽培し、収穫前に取り払って冷たい外気に晒すことでほうれん草の糖度が上がるようにします。また、美味しく栄養価の高いものです。こうして収穫された物は「寒締めほうれん草」と呼ばれ、東北や北関東などでよく行われています。
ほうれん草の栄養価と期待される効能
ほうれん草はビタミン類、ミネラルなどどれをとっても非常に栄養価が高い緑黄色野菜です。
β-カロテンは免疫賦活作用や抗発ガン作用で知られていますが、その他にも体内においてビタミンAに変換され、視力維持、髪の健康維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器関連守る効能があると言われています。
また、ほうれん草の根の部分にはカルシウムやマンガン、マグネシウムが含まれており、骨の形成や健康維持に役立ちます。
ほうれん草を練りこんで作ったパスタ・フェットチーネ
そのほうれん草を練りこんで作ったパスタで有名なものはスペインのフェットチーネ(Fettuccine)です。フェットチーネはイタリアに多くありますが、スペインでは、小麦粉と卵にほうれん草を加えてフェットチーネを作っています。
フェットチーネに合ったおすすめパスタ料理
フェットチーネの麺は平打ちで一本一本が太いため、こってりとしたソースとの相性が良いです。また、トマトソースとの相性もまた良く、ラグーソースですとソース自体が重たいボロネーゼソースや、ミートソースと一緒に食すと麺にソースがしっかり絡んで、ソースの味を更に引き立てます。ローマなどではクリーム系のソースと合わせることも多いようです。
まとめ
旬のほうれん草を使った生パスタは彩も美しくお客様に喜ばれる一品となるでしょう。メニューに加えてみてはいかがでしょうか。
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