生パスタの魅力と製麺所からの仕入れる利点

スーパーに陳列されているパスタの多くは乾燥パスタであり、長期保存に特化した水分を抜いたパスタです。扱いやすく簡単に調理できるので手軽に使うことができますが、食感や風味に関しては生パスタに軍配が上がるのではないでしょうか? 今回は生パスタと乾燥パスタの違いや魅力と、製麺所から仕入れるメリットについてお話していきます。

乾燥パスタと生パスタの製法の違いと魅力

乾燥パスタは、デュラム小麦粉を粗挽きしたデュラムセモリナ粉に水を加え練り合わせてつくります。デュラムセモリナ粉はたんぱく質が豊富で黄味がかった色をしています。生地を十分にこねた後、生地を高圧で押し出して成形します。成形が完了したら乾燥室・乾燥機により水分を抜きます。

生パスタも「圧力をかけた押し出し」か、「薄く伸ばした後に包丁で切る」方法で成形しますが、生パスタには乾燥(加熱)の工程がなく、芯に浸透した水分を失うことなく調理することができます。これにより生パスタの大きな魅力である「歯切れのよいもちもちした食感」を実現することができるのです。

調理に関しても、乾燥パスタは一般的な太さの物で7分ほど茹でる必要がありますが、生パスタは半分の2~4分で茹で上がりますので、大幅な調理時間の短縮につながります。

生パスタ導入のハードル

生パスタの魅力を書いてきましたが、美味しさと引き換えに飲食店での導入にはいくつかのハードルが立ちはだかります。

生パスタが扱い辛い大きな理由として、長期保存ができないことが挙げられます。生パスタの賞味期限は冷蔵保存で約10日といわれています。冷凍保存では更に長期保存が可能ですが、開封後は3日以内に調理し、料理として召し上がらないと味がみるみるうちに落ちていきます。これこそが乾燥パスタの登場したきっかけであり、普及した最大の理由です。利便性と独特の美味しさを天秤にかけた結果でもあります。

製麺所のパスタを仕入れる利点

生パスタは賞味期限が短く、毎日仕込みをしなければなりませんし、多くのメニューを取り扱うお店だとメニュー別にパスタを用意しなければなりません。

しかし、製麺所へ生パスタを注文するのであれば、定期的に少量からでも仕入れることができ、定番のロングパスタから取り揃えることが出来ます。副業として飲食店を経営しており製麺に時間を取れない場合や、多くのメニューを取り扱うお店に特におすすめです。

まとめ

生パスタはソースに絡み易く、独特の触感により乾燥パスタでは再現できない魅力が詰まっています。時間が取れないが、独自性追及のために自家製で作りたいという方も一度製麺所のパスタをお試しになってはいかがでしょうか? 製麺所の生パスタは、長い間麺専門に培ったノウハウにより作られた品ですので、拘りの強い方でも満足のいく仕上がりとなっています。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

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