生パスタに限らず、食品に存在するのは賞味期限です。購入後早めに食べるのが理想ですが、食べきれない場合は冷蔵庫などに入れて保存し、一定期間が経過した後は、その食品を食べられるか判別する手がかりとなるのが”匂い”です。今回は生パスタの匂いと賞味期限について解説します。
生パスタの賞味期限は
生パスタの賞味期限に関しては、発売しているメーカーごとによって異なっていますが、一般的には保存状態が摂氏8℃以下の環境による冷蔵保存をした場合でも、長くても10日間とされています。対照的に乾麺タイプについては生パスタと同一条件で保存をすると3年間保つと日本パスタ協会は発表しています。
購入してから保存する場合は、直射日光の影響を受けやすく、なおかつ高温多湿の場所で行わないよう意識しましょう。これは乾麺や生パスタ問わずすべての食品に共通する項目となっています。これらを守らない場合、賞味期限内であっても風味などが落ちるリスクが高くなる原因につながるからです。
生パスタの賞味期限については先に説明したように10日間とされていますが、美味しく食べるために判断できるもう一つの方法が「匂い」です。生パスタは腐っていれば食品としては不衛生となり、食中毒を引き起こす危険性を高めるため、食用可能であるかどうか判断する際には、匂いの変化に気を付けましょう。
生パスタが腐っているという具体的な判断基準は、酸味が強い時や長時間放置後の雑巾のにおいであり、それは腐っている証といえます。しかし、ソースがにんにくを使っている場合に関しては判断が付きにくくなります。
匂い以外での見極め方については、フォークを使ってパスタを持ち上げる方法があり、ねばねばしており、糸を引く様な状態であればそれは腐っている証拠ですので早急に処分しましょう。
匂いの変わる原因
生パスタの匂いは、まだ食べられるかどうかを判断する際に一つの参考になると述べました。匂いの変わる原因は細菌や雑菌などが一つであり、煮沸しても消えにくい菌が存在します。その中の一つのセレウス菌は食中毒の原因となり、最悪の場合は食べた人を死に至らしめる危険性があることから、広く知られています。この菌は耐熱性の強い菌で、加熱殺菌が通用しません。
また、セレウス菌がパスタを腐らせる原因を引き起こした場合、前述の通り異臭の発生が特徴で、にんにくの匂いが強いソースを使ったパスタの場合は、この菌が発生しているかどうかを見極めるのが非常に困難となるため、調理前に賞味期限の確認は必ず行うようにしましょう。
冷蔵庫に保存した生パスタでも賞味期限を過ぎている場合は、何も異常が見受けられなくても、食中毒などの危険を避ける為に破棄する方が得策です。
まとめ
生パスタの匂いは賞味期限と関係があり、長期保存をした際に発生しやすいセレウス菌が原因の臭いが、食用可能かどうかの一つの判断基準になります。しかしながら安全を最優先するならば、きちんと冷蔵庫で保管し、賞味期限の過ぎたものは破棄する事を徹底した方が良いでしょう。
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