パスタは大半が乾麺と呼ばれる種類の物ですが、最近は生パスタもその独特の食感から人気です。しかし市販されているものは、その大半が乾麺と呼ばれているものです。その為、生パスタを食するためには、レストランに行くのが一般的なのですが、ご家庭でも生パスタを料理される方が、最近では増えてきているようです。今回は、生パスタとはどの様な物かについて見てまいりましょう。
乾燥パスタとは
乾燥パスタの歴史を紐解くと、本場イタリアでは15世紀頃にはもうすでに普及していたようです。生パスタを作るには手間がかかり少々面倒な所があったようで、乾燥パスタの誕生により、パスタが広く普及していったものと考えられています。
現在はイタリアでも乾燥パスタの普及率は高く、家庭でのパスタと言えばほぼこの乾燥パスタが主に使われているようですが、本場イタリアではこの乾燥パスタを作る際には、その主成分である小麦粉はデュラムセモリア粉を100%でなければならない決まりがある程です。
デュラムセモリア粉とは
このデュラムセモリア粉とは、デュラム小麦と呼ばれる小麦の品種から、作られた小麦粉の事です。この小麦粉はケーキやうどんなどに使われる小麦とは違い、パスタを作る際にメインの小麦として使用されるものです。
小麦粉には大きく分けると、強力粉(硬質小麦)・中力粉(中間質小麦)・薄力粉(軟質小麦)とデュラム小麦から作られるデュラムセモリア粉に分けられます。デュラムセモリア粉の特徴としては、しなやかでより弾力があるたんぱく質が多く含まれている点です。
見た目にも他の小麦粉が白色なのに対して、デュラムセモリア粉は黄色に近い色をしています。パスタの麺が黄色いのは、この小麦粉を使っている証拠です。このデュラム小麦をセモリナ(日本語で粗びき)された物がデュラムセモリア粉と呼ばれるのです。
生パスタとは
生パスタに使用する小麦粉は、乾燥パスタほど厳格な決まりのようなものはないようです。生パスタに関しては、作り手の好みで小麦粉を使い分けているようで、例えば香りの良い小麦粉を好んで使うような場合もあるようです。
生パスタの原材料は小麦粉と水、少量の油や卵などがメインです。中にはパスタに彩や香りを添えるために、バジルなどを練り込んだものもございます。このように生パスタに関しては、作り手の感性で作れる自由さがあるのも特徴です。
つまり生パスタは、100人いれば100通りの作り方が存在しているのが醍醐味と言えるかも知れません。生パスタは乾燥パスタより香りもしっかり感じられ、モチモチとした食感も違います。
慣れてしまえば、生パスタの作り方はそれほど難しいものではありません。是非ご自身で試行錯誤しながら楽しんでみてください。パスタを楽しむという点で、自作のパスタは自由度が高いものです。
まとめ
パスタ専門店などでは、自作のパスタや製麺所に注文したオリジナル麺を使い、独自の味を提供しているお店が多くあります。日本でもパスタの人気は高く、専門店も多く各店舗で独自色を出すことに苦心されている様です。その際には是非製麺所へご相談ください。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。