テイクアウトを始める際の注意点として、一つ大きな問題があります。それは許認可に関する問題です。飲食店営業許可をお持ちの店舗で、既存のメニューを販売する際には新たな許可を得る必要はありません。ただ調理する場所と販売する場所が離れて存在する場合は、それぞれで許可が必要です。今回は、テイクアウトで生パスタを販売する際の注意点などを見てまいりましょう。
許認可
まず知っておかなければならないものに、許可の問題があります。結論から申し上げますと、主食であるサンドイッチ・弁当・カレー・麺類などのテイクアウトに必要なものは飲食店営業許可だけで大丈夫です。
ただし、これらに加えパックされ包装された弁当・総菜・パスタメニューなどを販売する際には食料品等販売業の許可が必要になって来ます。
しかしながら、イートインであれば飲食店営業許可のみで大丈夫であったり、場合によれば喫茶店営業許可が必要であったりと、個々に判断しなければならないものも、あります。食品に関係する、認可の必要な項目は多いのです。
端的に説明するなら、
〇飲食店がテイクアウト営業を始める際には、新しく許認可を取得する必要はない事。
〇ただし販売する商品によっては、許認可が必要となってくるものがある。
という内容になっているのです。
生パスタをテイクアウトする時の工夫
生パスタの特徴であるモチモチとした食感を提供するためには、幾つかの工夫が必要になって来ます。スパゲティなどの長いものは熱を通せば伸びやすくなる性質があるので、半分に折って短く食しやすい長さで茹でる、あるいはマカロニやペンネなど短い食材で調理するなどです。
その他の工夫としては、冷製パスタのメニューで提供する事が挙げられます。パスタは熱で伸びる傾向にあるので、茹で上げた後は素早く冷水などでしっかり締めておくなど熱対策を十分にしておけば、伸びにくいパスタメニューが作れます。
次に調理以外で出来る工夫点は、容器を分ける事です。提供するテイクアウト容器を、パスタとソースで分けておく事により、ソースで麺がふやける事を防ぎます。この対策をしっかりしておけば、かなりの時間、生パスタのモチモチとした食感を維持する事が可能です。
各店舗で自家製麺をお使いのところも増えてきておりますが、お店での自家製麺では中々新しい物に挑戦する事は難しいでしょう。
店舗数が複数ある場合などは、品質を同じにするだけでも大変な作業になります。そういった際には、製麺所と相談できる環境にあれば、また違った展開も見えてくると言うものです。まだご利用したことがないのであれば一度、製麺所の麺を使用してみてはいかがでしょうか。
近年、製麺所で作られる生パスタは、製造の過程で伸びにくくする工夫が施されているものも多く、自家製パスタでは味わえない食感を受ける事が出来るように仕上げています。各製麺所ではそういった工夫が随所に見られ、安定した品質を維持しているのです。
まとめ
生パスタはその性質として、出来立てを食すると言う事が大前提としてありますが、技術の進歩はそのハードルを越えて生産されています。ある程度時間が経過しても、出来立ての食感を提供するなら、製麺所の生パスタを一度ご利用ください。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。