国民食となっているパスタですが、その種類や取り寄せ方法などは多岐に渡ります。今回は「生パスタ」に焦点を当て、乾燥パスタとの違いや製麺所の解説をします。また、お店を営んでいる方が、製麺所の生パスタを利用するメリットも併せて解説していきます。
生パスタとは
生パスタは原料としてデュラム小麦を使用しており、デュラム小麦に水と塩を混ぜて作られます。生パスタの種類によっては卵も使用されることがあり、パスタと言っても種類は多岐に渡ります。生パスタをより深く知るためには、乾燥パスタについても知る必要があります。
乾燥パスタは、生パスタとは違い長期保存できるようパスタの水分を蒸発させたものとなります。そのため、乾燥パスタは常温での保存も可能となっています。ただし、生パスタよりも長期保存が可能ですが、食感や風味は生パスタと比較すると落ちる傾向にあります。
生パスタは水分を含んでいますので保存可能な期間は短いです。しかし、小麦の風味や茹で時間が非常に短いなど、生パスタ特有のメリットがたくさんあります。一般的な茹で時間として乾燥パスタが4~13分と言われていますが、生パスタは2~4分と非常に短くなります。
パスタ屋を営んでいる方からすると時短で調理することができ、風味もしっかりしているなどメリットが多くあります。また、乾燥パスタは水分を蒸発させる工程で生地にダメージが入るのに対して、生パスタは生地に与えるダメージがありません。このおかげで食感がもちもちとしており、ソースと絡めることで一体感のあるディッシュが出来上がります。
製麺所とは
製麺所は言葉通り麺を作るところとなります。製麺所によっては500種類以上の麺を作っている所もあり、サンプル取り寄せができるなど顧客のニーズに合わせている所もあります。製麺所の特徴として多量生産が挙げられますが、機械に頼るだけではなく「製麺技能士」を配置して人手で調整を行っていることが挙げられます。
また、製麺所は原料の受け入れから出荷まで全ての工程に置いて品質管理がされており、同時にHACCPに基づいた衛生管理もしっかりと整えられています。製麺所によっては国際的な食品安全マネジメント認証である、FSSC22000認証を受けている製麺所もあります。品質と衛生管理が整っているので、安心して利用できるのが製麺所の最大の特徴となります。
製麺所の生パスタのメリットとは
製麺所で生パスタを注文するメリットは多々あり、今回は3つに絞ってそれぞれを紹介します。
①手間と時間短縮
→パスタ屋で自家製麺を作るとなると膨大な時間と労力を必要とし、人件費も発生してしまいコストパフォーマンスが良いとは言えません。しかし、製麺所の生パスタを利用することで時間や人件費などが浮き、ソースに時間をかけることができます。また、生パスタは茹でる時間も短いので、さらに時間を短縮することが可能となります。
②品質管理と衛生管理
→製麺所で作られる生パスタは品質と衛生が厳格に管理されています。そのためお店を営んでいる方は安心してお客様に生パスタを提供できます。
③オリジナリティーを追求できる
→製麺所によっては顧客とともにオリジナルの生パスタを開発できるところもあります。製麺所と協力してオリジナルの生パスタを作ることで、自家製麺のデメリットを打ち消し、かつ①で紹介したメリットを活かす事ができます。
まとめ
生パスタは乾燥パスタとは違って保存期間は短いものの、風味やソースと相性は抜群で美味しく頂くことができます。さらに、製麺所の生パスタを利用することで時間の短縮・人件費のコストダウンが可能となります。サンプルも取り寄せることが可能ですので一度、製麺所に問い合わせてお店にあった生パスタを探すことをおすすめします。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。