【はじめに】
イタリアで生まれながら、日本人にとっても身近な食材となっている、パスタ。
通常、私達がよく食べるパスタと言えば、乾燥パスタがほとんどで、麺の太さや形もいろいろなものが販売されています。
それに対し、乾燥させていないパスタを生パスタと言います。
なんとなく、手間がかかりそうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、生パスタの中から、スパゲティーとフェットチーネのおいしい茹で方をご紹介します。
【生パスタの茹で方】
<生パスタの特徴>
冒頭にも書きましたが、生パスタとは、製造過程で生地を乾燥させないパスタのことです。
乾麺のパスタと比べ、モチモチした食感と、デュラム小麦の甘さがほんのり感じられるのが特徴です。
生パスタは、メーカーやお店によって製法にもこだわりがあり、デュラム小麦セモリナ粉の味を損なわない無加熱製法や、茹でた時にコシを出しやすくするために麺の製造過程で塩を混ぜておくなどの工夫が見られます。
<生パスタのおいしい茹で方>
1.スパゲティー
茹で時間:2分~2分20秒
スパゲティーは、特に人気が高い、太さ1.7~1.9mmのロングパスタです。
トマトソースやミートソース、ペペロンチーノなどで味付けされることが多いですね。
茹で方は、スパゲティーの麺を1.5リットル程のお湯に入れ、少ししたら菜箸で麺を軽くほぐします。
麺そのものに塩が練り込まれている場合は、茹でるお湯には塩を入れず、練り込まれていない場合は塩を少々お湯に入れてください。
お湯が沸騰した後、日を弱火にすると、より麺のコシが出やすくなります。
2.フェットチーネ
茹で時間:3分10秒~3分35秒
フェットチーネは、幅4.5~7mmの平たい形の太麺で、チーズや卵などのクリームソースで味付けされることが多いです。
茹で方は、1.5リットルのお湯にフェットチーネの麺を入れ、菜箸などでしっかりとほぐします。
フェットチーネは麺同士がくっつきやすいため、念入りにほぐしましょう。お湯にオリーブオイルを少量入れると、麺がくっつきにくくなり、ほのかにいい香りがします。
スパゲッティーと同じく、お湯が沸騰したら火を弱火にしてください。
【最後に】
今回は、生のスパゲティーとフェットチーネのおいしい茹で方を紹介しました。
生パスタって、手間も時間もかかりそうなイメージがありますが、思っていたよりも短い時間で茹でることができるんですね。
また、いろいろな太さや形のものが販売されているので、使う麺の種類によっても違った味わいが出てきます。
特別感のある生パスタ、メニューに加えてみてはいかがでしょうか。