生パスタを提供するイタリアンレストランを開業する際に、メニューを用意することは当然ですが、メニューの名称表記を日本語とするか、イタリア語とするか、または併記ととするか意外と頭を痛めるものです。
■メニューで表記する言語の重要性
イタリア語だと思っていたメニュー名が、実は英語よみだったりすることもあるため、うっかり気付かずメニューを制作してしまうと、お客様に残念なお店といった印象を抱かせることにつながってしまいます。
生パスタを提供する際に、そのイタリア語表記をおさえておくことは、経営にとっても必要なことであると言うわけです。
■よく見るパスタの種類は英語表記?それともイタリア語表記?
【ロングパスタ】
イタリアンレストランの生パスタメニューとしてメインとなることが多いロングパスタ。日本での歴史も長いことから、以外と英語よみでメニューを表記しがちなものを集めて見ました。
◎英語=スパゲッティ(Spaghetti)
◎イタリア語=スパーゴ(Spago)
紐という意味を名前を与えられたスパーゴ。数あるパスタの中で、最も世界で有名ですね。丸く長いパスタは一般に英語ではスパゲッティと一括りによばれていますが、実は微妙な太さで名称が違ってきます。
◎イタリア語=リングイーネ(Linguine)
平たいけど楕円形の断面をもつパスタ。その小さな舌のような形状からリングイーネとよばれています。
◎イタリア語=フェットゥチーネ(Fettuccine)
リングイーネより広い平らな細型のきしめん状のパスタ
◎イタリア語=タリアテッレ(Taliatelle)
イタリア北部で用いられるパスタの一種で、卵を入れた練り粉を伸ばして、平たく切り分けたパスタ。フェットゥチーネ(Fettuccine)とよぶ地域もあります。
◎英語語=ブカティーニ(Bucatini)
◎イタリア語=ブカ(Buca)
穴とう意味をもつ名前が与えられたブカ。その形状は、中央に穴の開いているロングパスタです。スパゲッティよりやや太い。直径2~3ミリ
◎英語=カッペリーニ(Capellini)
◎イタリア語=カッペリ(Capelli)
髪の毛の意味を意味するカッペリ。円形の断面をもつロングパスタのうち最も細い種類のもので、名称は細さを髪の毛に喩えたところからきています。直径0.9ミリ
【ショートパスタ】
日本にイタリアンブームが起こった際に一気に認知が広がったショートパスタは、歴史が浅いため、ロングパスタに比べると、本来のイタリア語表記で認知されていることが多いです。
◎イタリア語=マッケローニ(Maccheroni)
日本ではマカロニという表記が一般的。マッケローニはもともと穴の開いた棒状のものを指します。直径4ミリほどの穴
◎イタリア語=ペンネ(Penne)・意味(ペン先)
ペン先のように斜めに切られた筒状のパスタ。直径6ミリ程
◎イタリア語=ペンネ・リガーテ(Penne Rigate)
表面に波状の筋が入ったもの。
◎イタリア語=ペンネッテ(pennette)
小型のものはペンネッテとよばれる。
◎イタリア語=ファルファッレ(Farfalle)・意味(蝶)
波形の端で形づくられて、中央でつままれたパスタ、蝶ネクタイを思わせる形。
◎イタリア語=リガトーニ(Rigatoni)
外側に波状の筋が入った太めのパスタ。長さ2センチ。名前の由来に、引っかくこと、引き裂くこと、切ることが入っているのは、この波状の模様にっよりものです。
◎イタリア語=コンキリエ(Conchiglie)・意味(貝殻)
貝殻のように小さく巻いたパスタ。その中でも大型のものを、コンキリオーニ(Conchiglioni)、小型のものをコンキリエッテ(Conchigliette)とよんでメニューで使い分けると、通なお店って感じですね。
◎イタリア語=オレッキエッテ(Orecchiette)
イタリアのプッリャ州とバジリカータ州の地域を代表する耳形のパスタ。
◎英語語=ニョッキ(Gnocchi)
◎イタリア語=イタリア語(Gnocco)ニョッコ
潰したジャガイモ、ほうれん草、リコッターチーズ、かぼちゃなどを混ぜて作られるダンプリング団子状のパスタ
◎イタリア語=ラザニア(Lasagna)単数形・ラザーニェ(Lasagne)複数形
イタリアのカンパニア州ナポリの名物である。縁が波打った平たい板状のパスタ。日本国内ではラザニアという呼称が一般的。長さおよそ20センチ、幅10センチ弱が主流。
◎イタリア語=ラヴィオリ(Ravioli)
詰め物入りのパスタ。2枚で閉じている
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