非加熱かつ熟成という工程を経て、作られる生パスタ。お店で自家製のものを提供するにも、製造や品質管理などに作業的コストがかかる食材です。改善策として、製麺所の生パスタを取り寄せるというのはいかがでしょうか。そのメリットについて見ていきましょう。
手間暇のかかる生パスタ作り
おもな材料として小麦粉、卵、塩、オリーブオイルなどを混ぜ合わせて生地を作り、これを一定期間寝かせて熟成させた後、各々の形状へと成形していく。生パスタはこのような工程を経て作られます。文章だけで見ると簡単そうに思えますが、実際には手間を要する奥深い食材と言えるでしょう。
熟成させる時間が異なるだけで麺としての違いが生じますし、季節や天候による気温や湿度の相違によっても差が表れるものです。
自家製の生パスタを使うお店は少なくありませんが、これを毎日変わらぬ品質でお客様へ安定的に提供していくのは至難の業と言っても過言ではありません。労力や時間に加えて、設備投資などに費やす資金的な面でもコストをかけていかねば、日々クオリティを保ちつつ作っていくのは不可能ではないでしょうか。
製麺所の生パスタを使う利点とは?
上記のような生パスタ作りをお店独自で行うとなれば、そこにかかるコスト面で大きなハンデが生じるものと言えます。
しかしながら、製麺所の生パスタを使えばこれらの負担が軽減されることとなるでしょう。自家製生パスタの品質管理などにかかる、時間的・労力的・資金的なコストを抑えられれば、その浮いた分の力を他のメニューに向け充実させていくなど、お店全体のクオリティ向上に活用することもできます。
また、製麺所を利用する場合、常に一定の品質で生パスタを安定的に提供できることが強みとなります。気候や温度・湿度に左右されず、加えて数量的にも制限を課すことなく、必要に応じて必要な種類の麺がいつも使えるような態勢が確立できるわけです。
そうすることで、パスタ料理のメニューの充実を図ることもできれば、営業時間内いつでもお客様の注文に応えることもでき、結果的にさらなる売上の拡大へと繋げていけることでしょう。
こだわりの自家製麺と製麺所の麺を使い分けるという選択肢
あくまでお店独自の生パスタにこだわりたい、とお考えのオーナー様もいらっしゃることでしょう。自家製生パスタをお店の主力と定め独自の味と品質を守り通していく姿勢は素晴らしいものです。
そのようなお店にも、製麺所を利用するメリットはあるかと思われます。例えば、お店の主力としての自家製生パスタメニューと、製麺所取り寄せ生パスタ使用のメニューを分けるなどの方法はいかがでしょうか。
クオリティを追求した主力の自家製タイプと、低コストかつ標準的な製麺所タイプの両方を扱うことで、その店独自の麺を求めるお客様と、一般的な味と安さを求めるお客様双方のニーズに応えることができ、一石二鳥かと思われます。
まとめ
以上のように、外的環境に影響を受けやすい生パスタは、製造および品質管理的に高コストであることを基に、製麺所を利用するメリットについて・「生パスタ作りにかかる負担を軽減できること」・「気候条件等に左右されず常に同じ品質の生パスタを提供できること」・「自家製タイプと製麺所タイプの生パスタを使い分けること」でより広い客層を呼び込めることなどを見てきました。ご参考になれば、幸いです。
麺づくりに40年の経験と実績を持つ株式会社カンノは、常に安定した品質で提供可能な生パスタも取り扱っております。製麺所の生パスタ利用をご検討の際には、ぜひ株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。