製麺所が作る生パスタ

イタリア料理店やレストラン、それにお弁当や家庭などで食べる機会が多い、西洋の麺の王様的存在がパスタで、その旗頭がスパゲティでしょう。パスタソースはミートソースの組み合わせが今も昔も鉄板とされているメニューです。しかし、麺については様々な種類が用意されているのをご存知でしょうか。今回は、製麺所生まれの生パスタの種類について紹介します。

生と乾燥

パスタは乾燥タイプと生タイプの二種類に分類され、ともにデュラム小麦から製麺されますが、乾燥パスタは、高温で乾燥してから完成します。昔は冷蔵庫などなかった時代ですので、麺を乾燥させてからお湯に戻して調理するわけです。

賞味期限は一般的に約2年~3年間で、長期保存に適した商品ですので、冷蔵庫がない環境においてスパゲティを食べたい時に重宝され、スーパーなどで販売されている多くが乾麺タイプです。

もう一つが生パスタであり、先に触れた乾燥パスタとの違いは製麺終了後すぐに出荷するスタイルで、長期保存が効かないため家庭で食べるのは不向きの印象が強い反面、料理店などの商用として適しています。

製麺所が作る生パスタについて

イタリア料理店などで食べる機会があるパスタに使われる麺は、基本的にはデュラム小麦を使うのは先に話した通りです。生パスタは乾燥パスタと異なり、乾燥という工程はありません。その代わり、モチモチとした食感を味わうことができます。こちらでは、そのような生パスタの種類について説明します。

スパゲティ

皆さんがパスタと思い浮かぶとするならば、最初にイメージするのがスパゲティでしょう。
食感はモチモチしていて、なおかつプリプリとした感じは、ミートソースなどといった各種ソース系とマッチしています。

リングイネ

前述のスパゲティと比べモチモチ感が増し、麺も太くなったため生パスタのパイオニアと称するにふさわしいのがリングイネで、本来の味わいも出て、ミートソースなどとの組み合わせもそつなくこなしているのが特徴です。

タリオリーニ

パスタソースにはミートやペペロンチーノ、トマトやクリーム、ボロネーゼなど多種多様の種類が存在します。先に紹介したスパゲティ・リングイネは麺の断面が丸型であるのに対し、こちらは平面型となっているため主に魚介類系のものを中心に活躍しますが、ソースについては濃厚なものとマッチしやすくなっています。

フィットチーネ

こちらもタリオリーニ同様平面型ですが、太麺の要素を加味した感じが特徴です。噛み応えや歯ごたえの良さからも、ペペロンチーノやボロネーゼ、クリームなど各種濃厚系ソースもさることながら、一緒に入れる具材までもマッチしてくれます。

ショートパスタ

これまでのパスタと比べサイズがショートタイプであり、らせん状のデザインとなっているのが特徴です。本来のパスタ以外にも、サラダのトッピング材料の一つとして活用されており、野菜との相性も抜群です。広範囲の活躍は、味のバラエティを豊かにさせてくれることから、フジッリが別名として与えられています。

まとめ

製麺所が作るパスタは風味と食感、それに色合いを大事にしつつも作る日の天候や温度、湿度やデュラム小麦の状態に水を加える量や時間を様々な用途のパスタに合わせながら、職人たちが作るパスタは生まれていくわけです。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
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