飲食店の開業をめざしているけれど、どうしたらいいかわからない。そんな方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、飲食店の開業について多い悩みについて解決のヒントをご用意しました。是非、最後までお読みください。
開業前の悩み
開業前の悩みは、大きく分けると「資金」・「物件選び」・「スタッフの確保」になります。
資金の準備
開業に必要な資金は「物件取得費」・「内外装工事費」・「設備・家具・食器代」などがあります。1000万円以上必要になる事も珍しくありません。
自己資金なしで全額を金融機関からのローンで賄う事はおすすめできないので、開業資金の1/3から半分程度はお金を貯めてからにしましょう。
物件選び
資金を用意できる目途が立ったら、物件を選びます。イメージしているお店の客層にマッチした場所を選びましょう。
新規に店舗を建設する場合は別ですが、内外装工事の施工業者に物件の下見に同行してもらい、自身の思い描いている内外装にできる物件なのかを見定めてもらうのがお勧めです。
さもなければ、契約した後で、イメージ通りではない形で妥協といったことで、最悪開業を断念して無駄な費用だけが掛かった、という事になりかねません。
賃貸物件の契約に際しては、保証金・礼金が必要になります。目安は保証金が家賃の3ヵ月分からです。礼金は1ヵ月分からとなります。
スタッフの確保
店舗スタッフの募集は早めに行い、オープンの日の1ヵ月前には揃えておくようにしましょう。実際の店舗を使ったトレーニングが必要となり、飲食店で働くことが未経験のスタッフだけでは困難が予想されますので、ある程度経験のある人材を確保しておきましょう。
また、スタッフがお店のオープン前のトレーニング期間から人件費が発生することも念頭に置いておきましょう。
その他(必要な資格・各種届出)
必要な資格として「食品衛生責任者」があります。6時間ほどの講習を受ける必要がありますが、試験はないため、だれでも取得することができます。但し、受講の予約が1~2カ月先まで埋まっている場合もあるので、余裕を持って早めに取得しておきましょう。
飲食店を開業する際にどうしても必要となるのが「飲食店営業許可」です。これは最寄の保健所に申請して取得するのですが、店舗の設備について細かな規定があります。物件選びが済んだら、店舗の内装工事の施工をする前に、保健所へ相談に行く方が良いでしょう。そのほか税務署へ「開業届」を提出する必要があります。
まとめ
今回は、飲食店を開業する前の悩みと解決のヒントについてお伝えしました。開業には大きな労力・時間・資金を必要としますので、後悔の無い様じっくりと考えてから決めたいですね。
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