なすは、焼いても煮ても蒸してもおいしい野菜ですね。旬は6月から9月とされていますが、一番おいしい時期は秋で身が引き締まり食感や味も凝縮されています。今回は、冷凍なすについて調べていきましょう。
茄子とは
なすの原産地はインド周辺の東南アジアが主で、ナス科ナス属の野菜です。日本には奈良時代に入ってきたと言われ、日本で知られているなすとは違い、白色や緑色のものが主流です。一般的ななすの木は茎まで紫色をして、同じ紫色の綺麗な花を咲かせます。
なすは種類が非常に多く、卵型の小さいものから細長い形をした大きいものまで様々なものがあり、日本各地の気候によって地域に受け継がれています。種類によって煮物料理、焼き料理、揚げ料理、漬物などその特徴を生かした郷土料理とされることも多いようです。
なすの栄養素と効能
なすは水分が全体の約94%も含まれることから、低カロリーで栄養素がないと思われがちですが、なすならではの栄養素ナスニンや、カリウムが豊富に含まれています。皮に含まれる特有のポリフェノールには、強い抗酸化力があります。
アントシアニン系色素のポリフェノールは、眼精疲労の緩和にも効果があるとされ、カリウムには体の熱を下げる働きがあるため夏バテ解消のために食されます。妊婦などは体を冷やしてはならないため、多量のナスを食べることを控えた方がよいなどと言われています。
なすが持っている栄養は下記の通りです。
【可食部100gあたりの成分】
・エネルギー ⇒ 22kcal・水分 ⇒ 93.2g・炭水化物⇒ 5.1g・タンパク質 ⇒1.1g
・脂質 ⇒ 0.1g・パントテン酸⇒ 0.30mg・カリウム⇒ 220mg・カルシウム⇒ 18mg
・マグネシウム⇒ 17mg・ビタミンB1⇒ 0.04mg・ビタミンB2⇒ 0.04mg
・ビタミンB6⇒ 0.06mg・葉酸⇒ 19ug・ビタミンC⇒ 6mg・食物繊維⇒ 2.2g
【効能効果】
〇腸内環境の改善 ⇒ ナスに含まれる食物繊維の効果で腸内環境を整えることはもちろん、便通を促進してくれます。
〇高血圧の予防 ⇒ むくみの改善、筋肉の動きを正常に保ち血圧上昇防止を予防できます。
〇眼精疲労の回復 ⇒ 皮に含まれるナスニンは眼精疲労回復の効果があります。
なすを冷凍保存するメリット
なすは冷蔵庫で保存しても2~3日でしなってしまい食べるのが遅れると鮮度が落ち美味しさがなくなってしまいますが、冷凍することでおいしい状態を長期間保てます。
冷凍保存方法
冷凍保存の方法として次の方法があります。
【生で冷凍する方法】
①なすを洗って、使いやすい大きさに切る。
②10分位水に浸してアクを抜く。
③キッチンペーパーなどで、水気をよく拭き取る。
④なるべく平らになるようにジップロックなどに入れる。
【調理して冷凍する方法】
①なすを味噌炒めや焼きなすなどにする。
②使いやすいようにラップで小分けにして、ジップロックなどに入れる。
③冷蔵庫の急速冷凍を使い設定を強にして低温で冷凍する。
【干してから冷凍保存する方法】
①洗って使いやすい大きさにカットし水に10分位さらしてアクを抜く。
②干し網やザルなどに並べて、1日天日干しにする。
③ジップロックなどに入れて冷凍保存する。
冷凍するメリット
冷凍保存すると次のメリットがあります。
〇日持ちする
なすの冷蔵保存は2~3日位でしなり1週間位で色が黒っぽくなりますので、冷凍保存しておけば色が変わり腐るのを遅らせる事が出来ます。
〇皮の食感を保つことができる
冷凍すると水分が抜けて皮の食感が引き立ちます。炒め物などでシャキシャキとした食感が楽しめます。
〇調理の時間を短縮できる
冷凍保存で繊維が切れて味が浸みこみやすくなるため短時間で料理に味が浸み込みます。
まとめ
なすには豊富な栄養と効果があり腸内の環境改善、高血圧予防、眼精疲労回復の効能などがあります。なすは冷蔵庫で保存すると傷みやしなりが起きたり、味落ちしてしまいます。冷凍しておくことで美味しい状態を保ったまま長期間保存することができます。冷凍なすを使ったレシピもたくさんありますので挑戦してみてはいかがでしょうか。
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