中華麺・乾麺・生麺の特徴について

主食として幅広い年齢層に大人気な麺類ですが、皆さんはそれぞれの特徴をご存じでしょうか。今回はたくさんの種類の中から、中華麺・乾麺・生麺を中心に特徴を説明していきます。

麺類の歴史について

日本に麺類が誕生したのは、奈良時代だと言われています。小麦粉・米粉・塩・水を混ぜ合わせて作られた中国の唐菓子(からがし)が、日本の麺類の起源だとされています。当時は貴族しか食せない高貴な食べ物とされていましたが、鎌倉・室町時代に入ってからは庶民の家庭でも食される様になりました。江戸時代には蕎麦が人気になり、明治時代末期頃から横浜から中華麺が広まっていった様です。※諸説あり

中華麺について

中華麺は様々なメニューに使われていますが、主にラーメンや焼きそばに使用されていることが多いです。コシを強くするために小麦粉にかん水を入れて、生地をアルカリ性に練りこませたもので、風味豊かな黄色い麺となっています。また、中華麺は使用した材料や加水率などの製造工程が仕上げの決め手となります。

中華麺の特徴と調理法について

中華麺の形状は、切刃という器具で調整していきます。麺の幅については、極細・細・中細・中太・太・極太の6種類に大きく分けることが出来ます。基本となる調理法は、茹でる・蒸す・炒める・揚げるなど様々です。工夫次第で、様々なメニューが生まれることでしょう。

乾麺の特徴について

乾麺は、6カ月~1年以上と保存期間が長く設定されているものがほとんどです。しかし、開封後には、あまり日持ちしないので注意が必要となります。

なぜなら、水分を抜き、添加物は使用していないものが多いためです。傷んでしまわない様に、保存方法に気を付けて下さい。それから、乾麺は水分がないので、茹でるのに時間がかかってしまいます。茹で時間をうまく活用し、段取りよく調理出来る様に工夫してみると良いでしょう。

生麺の特徴について

乾麺は水分がないのに対し、生麺はたくさん水分を含んでいるのが特徴です。消費期限が1カ月程度持つ商品もあるのですが、徐々に水分が抜けていくので、早めに使い切ることをおすすめします。生麺のメリットは、短時間で茹でることができるという点です。

乾麺と生麺の違いについて

それぞれの特徴から分かる相違点をあげてみます。外食先で食べる麺は短時間で茹でられる生麺、自宅で食べる麺は長期間保存が可能な乾麺の方が適切だと言えるでしょう。大きな相違点は、水分量・保存できる期間・茹で時間・食感です。ちなみに、2つの栄養価は、あまり差がない様です。

半生麺について

生麺と乾麺を組み合わせたものが「半生麺」です。麺のコシは良く、生麺よりは保存期間が長く、茹で時間は乾麺と比べると短くなっています。それぞれの欠点を改善するために、開発されたもので、まだまだ商品の数は少ないのが現状です。

まとめ

中華麺は一工夫するだけで、色々なメニューを生み出すことが出来ます。そして、乾麺と生麺に関しては、それぞれの品質を把握し、状況に応じて使い分けてみると良いでしょう。半生麺も興味深い商品の1つと言えるでしょう。

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