冷凍食品の保存期間 その期限は?

家庭の食卓やお弁当のおかずに、今や冷凍食品は欠かせないものとなっています。以前はあまり期待もされていないものでしたが、現在冷凍食品はバラエティーに富んだ数々の品が販売されています。そこで今回は、冷凍食品の保存期間について解説してみましょう。

長期保存の条件

冷凍食品の長期保存の条件は、次に挙げる4条件を満たしている場合です。1つ目は、品質劣化を防ぐ急速冷凍。2つ目は、形くずれや汚れ防止の梱包。3つ目は、消費者が食べ安くなる前処理。4つ目は、生産加工から販売までの過程において、-18℃以下での保存となります。

食品はなぜ腐敗するのでしょうか。それは目には見えませんが、身の回りには数多くの細菌が存在しているからです。細菌は生物なので排泄物を出します。この排泄物が悪臭やねばねばとした糸を引く原因となっています。このように人間の感覚で感じることができる食品の状態が腐った状態です。

冷凍保存は細菌の活動が停止する温度が低く、湿度の低い場所ということになります。

保存の期限は?

冷凍した食品を-18℃以下で保存すると、菌の活動や繁殖・酸化を抑制できるので、長期間保存ができます。1年保存しても品質が変わらないので、賞味期限は加工後1年とされていることが多いです。

普通、冷凍庫内の温度は-18℃以下に設定されていますが、一般家庭の冷蔵庫は開け閉めが多いため、常時-18℃を保持できません。家庭での賞味期限は、買った後4カ月ほどです。

冷凍食品の認定を受ける際、「日本冷凍食品協会(一般財団法人)」が期限表示のガイドラインを規定しています。その実施要綱に準じて保存試験を行い、賞味期限を設定します。

劣化の基準になるポイントの代表的なものは、まず乾燥しているかどうかです。水分が蒸発すると食品表面が乾燥して食感が悪くなることや、蒸発した水分がパッケージの中で結露して霜だらけになり、販売するには適さない状態になります。

次に酸化が挙げられます。長期保存となると段々と化学変化が進み、少しずつ酸化します。さらに、タンパク質が変質します。-18℃以下でも酸化と同じくゆっくりと変性します。この変性は、乾燥して水分が失われると進行しやすくなります。

乾燥・酸化・タンパク質の変性は食材の特性だけでなく、食品を包んでいるものによっても変わります。真空包装やラップ等で空隙がないよう梱包することが有効です。

賞味期限と消費期限の相違?

この2つの期限は何が異なっているのでしょうか。前者は[美味しく食べられる期間]に対して後者は[安全に食べられる期間] なので、期限を過ぎたものは速やかに廃棄しましょう。

ただし、少しでも色や臭いがして変だと感じられた場合、害が及ばないために処分した方が良いです。消費期限にはご注意ください。

まとめ

冷凍食品の保存期間というところを主に述べてきました。1年の中でも夏の暑い日の取り扱いには気をつけましょう。保存方法など気を付けて保存期間を守れば、基本的には何の問題もありません。

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