各家庭や飲食店で欠かせないものとなっている冷凍食品。冷凍庫で保存すれば長持ちするので賞味期限をあまり気にされていない方も多いかもしれません。ですが、冷凍食品の賞味期限にも意味はあります。今回は冷凍食品の開封後の保存方法について解説します。
賞味期限は絶対なの?
食品のパッケージに記載されている賞味期限ですが、その日付を1日でも過ぎたら食べられなくなるのかと言うなら、答えはノーです。なぜなら、賞味期限とはあくまでもその食品を美味しく食べられる期限だからです。
しかし、食品メーカーや消費者庁も、賞味期限の過ぎた食品を食べる事はおすすめしていません。なぜなら、賞味期限を過ぎた食品は、味や風味が劣化しているからです。賞味期限を過ぎた食品を食べる際には、自己責任となってしまうので、出来る限り賞味期限内に食べる様にしましょう。
賞味期限内でも食べられない物もある
賞味期限内であっても、食べられない冷凍食品もあります。それは、開封済みの冷凍食品です。次に挙げる様な状態になったら、賞味期限内でも食べる事はおすすめできません。
〇パッケージが膨張している(未開封であっても食材が傷んでガスが発生しているとパッケージが膨張します)。
〇パッケージではなく食品自体に霜が付いている。
〇冷凍焼けしている(変色し、ボソボソとした食感になっている)。
これらの状態の冷凍食品は、著しく味や風味が劣化しているので勿体ないですが廃棄しましょう。
とにかく密閉することが大事
冷凍庫の中は極低温で乾燥しています。この冷気に触れてしまうと冷凍食品の味や風味は落ちていきます。その為、密閉できる容器に移し、出来るだけ冷気に触れさせないことが肝心です。
開封後は開いたパッケージのまま冷凍庫に入れるのではなく、市販の”ジッパー付きビニール袋”等に入れ替えて、出来るだけ早めに食べる様にしましょう。ジッパー付きビニール袋が用意できない場合は、パッケージの空気を出来るだけ抜いてから、普通のビニール袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。
ビニール袋もないという場合には、輪ゴムかクリップを使ってパッケージの袋の口を塞ぎましょう。これでいくらかは冷凍食品の劣化を遅らせることができます。
一度解凍してしまった冷凍食品は再冷凍できない
食べようと思って解凍した冷凍食品が余ってしまったので、再度冷凍庫に入れて冷凍保存するというのはおすすめ出来ません。これは、解凍したことで食品の組織がこわれてしまうので、再度冷凍庫で冷凍してもおいしさを復活させる事は出来ないからです。一度解凍した冷凍食品は、食べ切ってしまう様にしましょう。
まとめ
今回は、冷凍食品の開封後の保存方法について述べてきました。賞味期限の長い冷凍食品だからこそ、その保存方法には気を付けたいですね。
菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。