健康管理において重要な栄養成分表示とは何なのでしょうか。栄養成分表示の目的や活用方法、表示不要な食品などについて簡単にご紹介します。惣菜や冷凍食品などの加工食品を購入する機会が多い方などは必見です。
栄養成分表示について
栄養成分表示とは、熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量などがどれほど食品に含まれているのかを示したものです。上記の5項目に関しては、2020年4月1日より表示が義務付けられるようになりました。
また表示する際は、上記で紹介した順番で表示するように決められています。栄養成分表示は惣菜や冷凍食品など、加工食品の包装容器に記載されています。
栄養成分の含有量を表示する際は、1食あたり・1個あたり・100gあたりなど商品ごとに決められた単位を用いてわかりやすく表示します。栄養成分表示は、健康をサポートする目的で表示されています。
食品を購入する際に表示を確認することで、肥満・高血圧・糖尿病などさまざまな病気の予防に役立てることができます。
栄養成分表示が不要なもの
下記のような一部の食品において、栄養成分表示は義務付けられていません。
●肉・魚・野菜・果物などの生鮮食品や、酒類
●茶葉・コーヒー豆・スパイスなど、摂取できる栄養成分が少量であると考えられる食品
●業務用の食品
●出前や飲食店で提供する食品
●包装容器に入れられていない食品
●購入者の要望に合わせて容器に詰め、対面で販売する食品
●包装容器において、表示可能な面積がおよそ30平方センチメートル以下の場合
●原材料が短い期間で変更される食品(レシピが3日以内に変わる日替わり弁当や、数種類の部位を混ぜ合わせているひき肉を使用した加工品など)
●スーパーの惣菜売り場や洋菓子店など、製造・加工・販売が同じ敷地内で行われる食品
●サンプルなど、多くの人に渡す食品
●消費税納税義務の免除対象となる事業者が販売している食品
栄養成分表示の活用方法について
平成30年度に行われた消費者庁の調査では、栄養成分表示を参考にしている人が6割を超えることがわかっています。栄養成分表示の活用方法をいくつかご紹介します。
●体型が気になる場合は自身に必要な1日の熱量(エネルギー量)の目安を調べ、栄養成分表示の「熱量」を参考に食品を選ぶようにする
●高血圧の場合は塩分の摂りすぎに注意が必要なため、栄養成分表示の「食塩相当量」を参考に塩分の少ない食品を選ぶようにする
●フレイルによる筋力低下を予防したい場合は栄養成分表示の「たんぱく質」を参考にし、たんぱく質が多く含まれている食品を選ぶようにする
フレイルとは、加齢とともに心身の機能が低下した状態のことです。筋力などの身体機能低下により運動量が減ると、食べられる量や食欲も減少します。筋肉を作るために必要なたんぱく質の摂取が必要とされています。
まとめ
今回は、栄養成分表示についてご紹介しました。健康管理において、栄養成分表示を活用することはとても重要です。惣菜や冷凍食品などの加工食品を購入する際は、表示を確認するようにして自身や家族の健康管理に役立てましょう。
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