「冷凍食品は長い間保存しても大丈夫」、そう思っている方も多いと思います。しかし、本当にそうでしょうか?今回は冷凍食品の賞味期限や購入後の保存期間、長い間保存しておくリスクなどについて見ていきましょう。誰でも簡単にできる、美味しさを保つための対策もご紹介します。
冷凍食品の賞味期限と購入後の保存期間について
賞味期限はその食品がいつまで美味しく食べられるのかを示したもので、商品に表示されています。期限は製造者が決めており、同じような冷凍食品でも製造者によって期限に違いがあります。
冷凍食品は、-18度以下の温度で保存していれば製造してから1年程度はもつとされています。温度が保てていれば菌も繁殖しにくく、品質劣化の心配もほとんどありません。ですが、購入後に家の冷凍庫で保存する場合は注意が必要です。
家では冷凍庫を開ける頻度が比較的多いため、庫内の温度が変化しやすい傾向にあります。そのため-18度以下を常に保つことが難しく、食品も劣化しやすいのです。家の冷凍庫で品質を保つことができる期間は、未開封の状態で2ヶ月~3ヶ月程度と言われています。
また温度が変化しやすいドアポケットに入れておく場合は、品質を保てるのが1ヶ月~2ヶ月程度となります。
冷凍食品の劣化と長期間保存するリスク
冷凍食品の品質が悪くなると乾燥・変色・破損などが発生するほか、霜がたくさんついたり食品同士がくっついて固まったりします。そして、長い間冷凍庫に入れておくと冷凍焼けと呼ばれる現象が起きるのです。
これは、食品に含まれている水分が蒸発して乾燥した状態になる現象です。冷凍焼けした食品はパサついており、味も落ちてしまっています。家の冷凍庫は庫内の温度が変化しやすいため、冷凍焼けのリスクが高いのです。
また、長期間の冷凍によって油焼けと呼ばれる現象が起きることもあります。これは、食品に含まれている脂質が酸化する現象のことです。食品が油焼けすると、変色したり味が落ちたりします。
特にサバなどの青魚に含まれている脂質は酸化しやすく、油焼けを起こしやすいため注意が必要です。
冷凍食品の劣化を防ぐためにできること
食品の品質劣化には、冷凍庫内の温度変化が大きく関係しています。品質を良い状態に保つには、冷凍庫を開け閉めする際の温度変化を減らすことが大切だと考えられます。温度変化を減らすために家でできることは、冷凍庫に隙間なく食品を入れることです。
食品がぎっしり詰まっていると、食品同士で冷やしあうことが可能となります。これにより庫内の温度が上がりにくくなり、開け閉めの際の温度変化を減らすことができるわけです。
また、買い物の際も温度変化を少なくするために、保冷剤や保冷バッグを活用して持ち帰るようにしましょう。持ち帰る際の温度変化が気になる場合は、通販で購入するのもおすすめです。
通販であれば温度を一定に保ったまま自宅まで届けられるため、温度変化を気にする必要がありません。
まとめ
今回は、冷凍食品の保存期間や劣化について簡単にご紹介しました。冷凍食品を購入する際は賞味期限や温度変化に気をつけ、なるべく早めに食べきるようにしましょう。また劣化を防ぐための対策も取り入れ、美味しい冷凍食品を楽しみましょう。
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