中華麺を使った料理、おかずといえばラーメン、焼きそば、ちゃんぽんなどを思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。中国発祥の中華麺ですが、近年、日本の中華麺料理は派生をして独自の文化となっています。そのような中華麺を使用した料理、おかずについて今回は説明します。
中華麺とは
中華麺は小麦粉を原料とした中国発祥の麺の一種になります。
日本においては、1859年・安政5年に横浜港の開港により中国人による中華料理店が営業を開始し、支那そばの名称で徐々にその数を増していき、人々が知るところとなりました。中華麺を製造するにためになくてはならないものが「かんすい」です。
中国では天然物が使用されていました。一方で、日本では輸入されたものでしたが、現在ではほとんどが科学的合成物から作られています。
日本発祥の中華麺料理の冷やし中華
暑い季節に食べたい麺料理といえば冷やし中華やそうめんが思い浮かぶのではないでしょうか。そんな冷やし中華の発祥は日本だということをご存じでしょうか。冷たい喉越しと程よい酸味が特徴的な冷やし中華は夏の名物になりつつあります。叉焼や野菜、ハム薄焼き卵などの色とりどりの具材を麺に乗せ、冷たいかけ汁を掛けて食べる夏の麺料理として日本各地で食べられています。地方によって呼び方が変わり、西日本、特に関西では「冷麺」と呼ぶことが多く、北海道では「冷やしラーメン」とも呼ばれることもあるそうです。
日本では昭和初期から知られており中国の冷やし麺をルーツに持つとされていますが、作りも味も大きく異なる事から日本発祥の料理として親しまれています。
長崎県の郷土料理の長崎ちゃんぽん
ちゃんぽんは具沢山で栄養満点なのが特徴です。豚骨や鳥ガラから取ったスープに魚介や肉、野菜などをたくさんの具材と麺を合わせて煮る長崎県の郷土料理になります。
長崎は鎖国時代、日本で唯一開かれた港として独自の文化を広げてきました。中でもちゃんぽんは当時深く関わりがあった中国の影響を受けて生み出された料理と言われています。世話好きの店主が食べ盛りの中国人留学生の為、安くて栄養たっぷりな料理をと考えたメニューがたちまち長崎の中華街に広まりました。
まとめ
今回は中華麺が日本でアレンジされたおかずについてお伝えしました。
冷やし中華や長崎ちゃんぽんが日本発祥の中華麺料理だということを初めて知った方も多いのではないでしょうか。
この他にも、歴史から中華麺料理について調べてみると驚きの発見があるかも知れません。
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