はじめに
生中華麺と言えば茹でて調理する方法が一般的かと思いますが、実は中華麺を蒸すと焼きそばが作れるんです!
今回は、ラーメン用の麺と焼きそば用の麺の違いと、焼きそばの作り方を紹介します。
ラーメン用の麺と焼きそば用の麺
ラーメン用の麺も焼きそば用の麺も中華麺です。
この二種類の違いは、ラーメン用は生中華麺で、焼きそば用は蒸し中華麺というところにあります。
焼きそば用の麺は、蒸すことで弾力とコシを強めています。
つまり、生中華麺を蒸すことで、焼きそば用の麺が作れるんです。
麺を選ぶ際には、かん水が少ないものを選んだ方が、独特の臭いが抑えられておいしく食べられます。
蒸し麺の作り方
蒸し器に水を張り、湯気が出るまで沸騰させます。
お湯が沸いたら、生麺を皿のまま蒸し器に入れます。
蒸し器の蓋をし、約7分蒸します。
沸騰した湯の中に麺を入れ、30秒間茹でます。
麺の固さを確認します。
麺を流水で洗います。
水気をよく切ってサラダ油を入れます。
麺どうしがくっつかないように、よくほぐします。
ソース焼きそばの作り方
フライパンを中火で温め、先ほど作った蒸し麺をほぐしながら、約5分炒めます。
炒めた麺をお皿に入れます。
一口サイズに切った豚バラ肉を入れ、約1分炒めます。
キャベツ、麺の順にのせて、約2分半蒸らします。麺をかぶせることで、キャベツを蒸らしやすくなります。
時々箸を入れてゆすって、蒸気を逃がしてください。
全体を約30秒混ぜ合わせます。
ソースを加えて、約20秒で手早く炒め、なじませます。
お皿に盛りつけて完成です!
蒸し器がない時は
上記で「生中華麺を蒸す方法」を紹介しましたが、ここまでは蒸し器があること前提で手順をまとめました。
蒸し器が手元にない場合の代替方法をご紹介します。
○用意する物
鍋(なるべく、大きくて深い物)
高さのあるお椀またはザル
平らなお皿またはバット
○手順
鍋の底に、高さのあるお椀を逆さに置き、3cmほど水を張ります。
お椀の代わりにザルを使ってもOK。
平らなお皿やバットをお椀の上に乗せます。
沸騰するまで火にかけます。
沸騰したら、蒸したい食材をお皿の上に乗せます。
布巾でくるんだフタを、鍋にかぶせます。
ふきんは、沸騰したときに出てくる水分で食材が水っぽくなるのを防ぐために使用します。
食材の状況を見ながら、火加減や蒸し時間を調整します。
水蒸気が出て来なくなったら鍋の中の水がないというサインなので、空焚きにならないように注意してください。
蒸した材料を別の器に取り分けます。
蒸した直後は鍋もお椀もとても熱いので、火傷に注意してください。
最後に
生麺を蒸して焼きそばを作る方法と、蒸し器がない場合の代替方法をご紹介しました。
焼きそばを作るなら専用の麺をそのまま料理する方が早いかもしれませんが、この方法なら生中華麺から複数の料理ができるというメリットがあります。
ぜひ一度、お試しあれ!