HACCPとは?食品を安全にするための仕組みを簡単に解説

飲食店や食品工場などでよく聞く「HACCP(ハサップ)」。実は、食品の安全を守るために世界中で導入されている方法です。でも、「なんとなく聞いたことあるけど、内容はよく知らない…」という方も多いはず。この記事では、HACCPとは何かを簡単にわかりやすく説明します。

目次

  1. HACCPってなに?
  2. なぜ必要なの?
  3. どんなことをするの?
  4. 日本での義務化について
  5. まとめ

1. HACCPってなに?

HACCPとは、「Hazard Analysis and Critical Control Point(危害要因分析と重要管理点)」の略で、食品を作る工程で危険(細菌、異物など)が入り込まないようにあらかじめチェックして管理する方法です。1960年代にアメリカのNASAで宇宙食の安全対策として生まれました。

2. なぜ必要なの?

食中毒や異物混入などを未然に防ぐことができるからです。従来のやり方では「問題が起きたら対処する」形でしたが、HACCPは「問題が起きないように管理する」予防型の考え方が特徴です。

3. どんなことをするの?

HACCPでは、食品を作る流れ(原材料の仕入れ→加工→加熱→包装→出荷)をすべて見直して、「どこで危険が起きやすいか」「そこをどう管理するか」を事前に決めて、記録しながら運用していきます。たとえば、加熱温度や冷却時間の記録などがその一例です。

4. 日本での義務化について

2021年6月から、すべての食品等事業者にHACCPの導入が義務化されました。小規模な事業者は「HACCPの考え方に基づく衛生管理」で対応できますが、導入・記録・チェックはすべての現場で求められるようになっています。

5. まとめ

HACCPは、食品の安全を守るために「危険を予防する」考え方です。飲食店や食品工場だけでなく、テイクアウトや冷凍食品を扱うお店にも関係する重要なルールです。難しそうに見えますが、やることは「ポイントを押さえて管理・記録する」だけ。お客様に安心を届けるために、現場の信頼を高める仕組みとして活用されています。

菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイトhttp://www.kannoseimen.com/