みなさんはFSSCという言葉を聞いたことがありますか?FSSCとは、HACCPと似た食品の安全管理システムの1つで、HACCPとの違いがいくつかあります。HACCPを取り入れるのと同様にFSSCも導入することが出来れば安全性の向上が一段と見込めるでしょう。それではFSSCについてとHACCPとの違いを説明していきます。
■FSSCとは
HACCPには前提の条件となるプログラムが特に指定されていませんが、FSSCには前提条件のプログラムが明確に指定されています。FSSCはHACCPの仕組みがベースになっています。前提条件のプログラムでのHACCPとの違いは、プログラムの項目がHACCPは認証する団体によって違いが出ることに対して、FSSCは明確になっていることです。
また、その内容もHACCPは項目と同様に認証する団体によって異なります。FSSCはTS 22002シリーズに定められています。TS 22002シリーズとは製造過程上の食品の安全面のサポートを目的に先述した前提条件のプログラムの項目や内容統一するためにつくられました。
■HACCPとの違い
HACCPでの衛生管理の仕方は主に日常的な管理と重点的な管理の2つになりますが、FSSCではその間の管理が存在します。その中間の管理とは、モニタリングを必要とし、日常的な管理より少し厳格に管理する方法です。
システムの更新については、HACCPでは重要な管理点のみを管理するのに対して、FSSCは全体的に管理します。それぞれの位置づけとしては、HACCPは世界基準としては使うことが出来ません。あくまでHACCPは食品の安全のガイドラインとなっており、認証方法も団体によって違うので統一性が無いなどの理由で世界基準では使用できないのです。
FSSCは食品の安全の国際的な規格として初めて世界で共通認識、信頼性を得ました。認証されるための方法は、HACCPは項目ごとの認証が必要に対し、FSSCは統一されているので項目ごとの認証は必要ありません。このため新規で追加認証する場合も、追加したい項目と同様の確認が行われば追加認証されるという仕組みになっています。
■FSSCを認証してさらに安全性を向上させよう
FSSCについて理解することが出来たでしょうか?食品の安全管理はHACCPだけではありません。FSSCを認証することはその企業、会社の安全性や信頼性を高めるだけではなくブランドイメージも高まります。
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