食品業界において衛生管理は不可欠ですが、それをわかりやすく示せるのがHACCAPだったりISO22000やFSSC22000の認証といったマネージメントシステム規格です。これらを認証・導入するにはどんな条件や手続きが必要なのでしょうか。今回はFSSC22000に絞って認証される流れを確認し、認証に必要な要求事項を見ていきましょう。
■FSSC22000の認証方法
こちらの認証方法は主に4つあります。それぞれ求められている条件が幅広くあり、満たすことが出来ればより安全で確実な衛生管理を行っていると認められます。その条件とは、
1.食品における安全性についての管理システム。
2.品質に関しての管理システム。
3.清潔な衛生状態を保つための管理システム。
4.これらの状態をより良くするための管理システム。
1から3まではなんとなくわかりますが、4に関してはもう少し詳しく説明します。こちらは、安全かつ確実に衛生管理するためにさらに追加された条件になります。全部で9つあります。
1.サービスに関する管理
2.一目見てわかるようにラベルを食品に貼る。
3.食品を守るための管理。
4.偽装されないための管理。
5.食品の種類がわかるようにアイコン(ロゴ)の使用
6.アレルギー表記
7.定期的な確認(モニタリング)
8.食品を組み合わせる(ペットフードのみ)
9.自然に有る資源の管理
FSSC22000を取得・導入するメリットなどはインターネットなどで散々書かれていると思うので今回ここでは載せませんが、HACCPが国内で導入している企業はたくさんあります。しかしFSSC22000やISO22000といった世界中で取り入れられているこれらの規格は、まだまだ導入に向けた余地があるといえるでしょう。次にFSSC22000を取得する時のいろいろな費用について話したいと思います。
■費用について
今回は個人で行う場合を省き、コンサルティング専門の会社に手伝ってもらう場合をみていきます。もちろん会社によって費用は変わりますが、だいたいの平均での費用を参考にしてもらえたら良いです。
・申請にかかる費用【70,000円】
・検査にかかる費用【140,000円/人/日、20,000円/人/時間】
・認証にかかる費用【150,000円】
・認証後の規格所有維持にかかる費用【50,000円/年】
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